沖縄のスッポン料理


たまたまテレビの番組で、本島中部でスッポン料理を食べさせてくれる店を紹介していた。ネットで検索すると、沖縄本島でスッポン料理を出す店が5軒ほどあるようだ。那覇市に3軒、うるま市と名護市に各1軒。テレビで紹介された店は、ネットには出ていない。この店は、オープンして まだ1ヶ月なので、商業ベースのサイトは、新規だと1ヶ月ぐらいではネットに反映されないのかもしれない。

スッポン料理といえば、おいしいダシが出る高級料理の一つに数えられる。マンガの『美味しんぼ』で読んだのに触発され、以前、本土の専門店で食べたことがある。養殖をしている浜名湖からお取り寄せしたこともある。テレビで見た翌日、家内に「食べに行くぞォ」と言ったら、「テレビに出て、すぐに行くと、きっと混んでるよ」と言うので、日にちを空けて出掛けてみた。昼時だったのに、客は2組。那覇からは少し離れているので、平日は、こんなものかなぁ?。メニューを見ると、スッポン鍋は17時以降限定だったので、スッポン定食を注文した。

出てきた料理を見ると、3号くらいの浅鍋に、何故かスッポンのほかに豚のバラ肉が混じっており、スッポンより分量が多い。スッポンに豚肉を混ぜたら味が変わってしまう。それも脂の多い三枚肉で、スープも塩味が効きすぎている。確かにリーズナブルな料金で提供するには無理がある料理なので、混ぜモノをしなければ採算上、止むを得ないかもしれないが、こんなことをしてはいけないなぁ〜。メニューに「とんなんこつ(豚軟骨)入り」と添え書きしているから、食品虚偽とは言わないが、善良な沖縄県民や遠来の観光客をガッカリさせてはいけない。スッポンは、スッポンのダシだけで調理しなくては本当の味は出ない。「羊頭狗肉」ならぬ「鼈頭豚肉」?。値段は少々高くても文句は言わないので、本物を提供して欲しいなぁ。

《注》『美味しんぼ(おいしんぼ)』---原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによる漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、昭和58年より連載中(Wikipediaより)。スッポン料理は、単行本の第3巻 第3話「土鍋の力」、第46巻第1話「究極のすっぽん料理」で紹介されている。


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