沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
ウチナンチュ(沖縄県人)の友人と馴染みの居酒屋に出かけた。以前、このサイトでご紹介した「いちゃがりがり」を出してくれた店である。お読みになっていない方は、⇒コチラから。
前回と同様、会話形式にすると(大将のウチナーグチは、私では文字にできないので、標準語で表記している)、
大将:「何か変わったものを出しましょうか?」
私:「いちゃがりがりなら、もういいよ」
大将:「今日は違いますよ」
しばらくすると小皿が出てきた。
私:「何ぁんだ、テビチじゃない」
大将:「残念でした。テビチではないですよぉ〜」
一緒に行った友人:「エッ、これテビチじゃないの。じゃぁ何ね?」
「テビチ」と似ているが、そうではなく「チマグー」というものだった。見た目は、同じように見えるが、食べてみると、テビチより骨が多くて身の部分が少ない。皮の部分は、プヨプヨのゼラチンのような食感かナァ。
豚の足 |
実は、「チマグー」も「テビチ」も、どちらも豚の足である。チマグーは足先(ヒズメ)のことで、テビチは、スネの部分をいう。テビチは輪切りにされることが多いが、チマグーはそのままの姿で調理される。豚足(とんそく)というと両方を意味すると大将が解説してくれた。どちらもコラーゲンたっぷりなのでお肌にいい食品だが、沖縄県人でも、この違いを知らない人が多いそうだ。この店では、一度、油で揚げてから煮込んでいるので、手間がかかっているとか。料理したものを お見せしたかったが、写真を撮る前に食べてしまったので、下手な絵で恐縮だが、どう違うのか、部位でご紹介する。また、沖縄の皆さんが、チマグーを本当に知らないのかを、数日後、ボランティア先の20代から40代の女性陣、5名に聞いてみた。皆さん、チマグーの名前は知っていたが、テビチとの違いをご存知の方はお一人も居なかった。沖縄県民にも、相当マイナーな食材のようだ。 |
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