沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
このページは、沖縄に来て間もないころに書いてものだったので、新しい情報を追加し、リニューアルしました。
おいしい食パンに、なかなかめぐり合えない。本土の製パン大手の「ヤマザキ」、「敷島(パスコ)」はもちろん、「フジ」も「進々堂」も「神戸屋」も沖縄では売っていない。従って、スーパーでは沖縄県内メーカーのパンしか買えない。県内の大手製パンメーカーは、「オキコ」、「ぐしけん」、「第一パン」、「オリオン」などがある。しかし、どこのメーカーも本土の食パンに慣れている私たち夫婦には、菓子パンほどではないが、何故か食パンが甘いのである。砂糖をたくさん使っているのだろうか。それとも、甘みの感覚が違うのかな?。個人営業のパン屋さんで立ち話したところ、「砂糖を使わないと発酵が不足してパンが膨らまない。味も悪くなる。塩も使わないと弾力がなくなる。だから、入れる量は店によって違うだろうが、砂糖も塩も必ず使う。砂糖を使わないパンは、ウチではフランスパンだけですね」、と言う。
このため、知り合いに聞いたり、街で個人経営のパン屋さんを見かけては、食パンを探し求めている。毎朝、食べるものだけに、おいしいものを食べたいのだが、いまだに決まったベーカリーが見つからない。ひとつ言えることは、ウチナーンチュ(沖縄県人)に「おいしいパン屋さんを知りませんか?」と聞いても、あまり意味がないことだけは確かだ。「どこそこのパン屋さんはおいしいよ〜!」と聞いて買いに行ってもガッカリすることが多い。こんな会話もあった。
私「どこかに食パンのおいしいパン屋さんありませんか?」
Aさん「☆☆のパンは、おいしいんじゃない?」
B子さん「ダメヨ、ダメ、ダメェ〜、あそこのパンは味がないさぁ〜」
私「あの〜、食パンだから、味はついてなくてもいいんですが…」
沖縄の皆さんの おいしい、おいしくないの基準は、パンに味が付いているかないかで決まるようだ…。
家内がホットドッグ用にと思って買ったパンの中に、マーガリンが、かなり厚く塗ってあった。掻き出したら1個につき大さじ一杯分あった。ホットドッグロールの中には、普通は何も入っていないはず。ところが沖縄では、このスタイルのパンは、「ファミリーサンド」「ふわりっぺ」などとメーカーによって名前は違っても、どれもマーガリンが塗ってある。本土では、菓子パンの「小倉あん&マーガリン」とか、「ジャム&マーガリン」は見たことがあるが、マーガリンだけのパンはお目にかかったことがなかった。イオンなら塗ってないホットドッグロールがあるかもしれないと思い行ってみた。「見つけた!!」と思ったら、袋にマーガリンサンドと書いてあった。がっかり。
沖縄でも『超熟』を見ることがある。本土では「パスコ」製だが、沖縄ではライセンスを委託された「オキコ」が作っている。沖縄の人の味覚に合うようにと、味を変えているのかもしれない。また、「ヤマザキ」は、『芳醇』などのトースト用パンはないが、スイスロールなどの菓子パンは、ときどき見かける。なお、沖縄の「第一パン」は、本土の同名の会社とは全く別の会社である。また、「イオン」では自社ブランドの食パンやロールパン、レーズンロールなどを売っているが、製造元が書いてないので、どこが作っているのか 分からない。
それと、午前中にスーパーに行くと食パンが品切れか、売っていても古いパンであることが多い。店員さんに聞いてみたら「メーカーによって入荷が昼過ぎになるので、午後なら間違いないですよ」と言われた。自宅近くに個人経営のパン屋が2軒できた。食パンの販売開始は、1軒は午後2時、もう1軒は午後3時以降と言われた。昔のパン屋さんは、早起きだったんだけど…。両店とも午後4時過ぎに行ったら売り切れていた。人気があるのか、少ししか焼いていないのか?。オープンして間もない頃、2時にできる店に買いに行ったときのことである。食パンが並んでないので、
私「食パン、まだですか?」
店の奥さん「スミマセ〜ン、今日は失敗しちゃいましたぁ〜」
3時にできる店は、最近、いつもシャッターが下りている。
《追記》その後、この店は、閉店したことが分かった。味は悪くなかったので、潰れた原因は信号機のある交差点の角にあったからではないかと思う。車は反対方向から来ると入りにくい、来た方に帰りたくても出られないので、私もいつも車の出し入れに苦労していた。パン屋に限らず、沖縄の飲食関係の店は長持ちしないことがよくある。突然、店仕舞するのである。
近くのスーパー内に自家製パンを売っている店がある。その店で一袋330円(1.5斤)を買ってみた。甘みも少なく、生地の極めも好みだった。日によって味や食感が微妙に違うこともあるが、他のパンよりおいしかったので、しばらく買い続けた。あるとき、トーストして食べたら異常に塩辛いのだ。黙って家内の反応を見ていると、一口食べて言った。「何コレ!」。私が「どうかした?」と、とぼけて聞いたら、家内は「このパン、何か変よ」と答えた。自分の味覚は、異常ではなかった。アリエヘンとは思うけれど、パン屋さん、砂糖と塩の量を間違えたの?。 (^-^)
このサイトのパン関係 「がっかりしたパン屋」は、⇒ コチラから。
ナビゲーションはトップページにあります。
TOPページへ