沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
実は私は、普段、泡盛や焼酎は口にしない。理由は飲み慣れていないからである。従って、泡盛、焼酎は詳しくないので、以下は、ネットや関連の本からの情報をまとめたものである。
泡盛の名前の由来には諸説ある。@かって粟を原料にして作ったから、A薩摩藩が焼酎と区別するために名付けた、B蒸留した後の泡立ちで出来栄えを判断していた説などがある。
泡盛でも3年以上、貯蔵したものをクースという。漢字で書くと「古酒」。そのまんまである。熟成させると、おいしさが増すそうだ。大戦前には100年クース、200年クースが実在したそうだ。
私は、本土にいるとき、泡盛を飲んだ記憶が一度だけある。義父がお土産に「琉球王朝」とかいう泡盛を持ってきてくれたので飲んだが、アルコール度の高い酒と言う印象だけだった。泡盛は沖縄に来てからも宴席の場では必ずボトルで置いてあるが、飲んだことはなかった。しかし、本土の友との会話には、「何が(銘柄)一番おいしいか?」とよく聞かれる。私が「飲んだことがない」と返事をするのだが、「エッツ、まさか?」と、なかなか信じてくれない。皆さんから、そんなに "呑ん兵衛" と思われているとは思わなかった。
沖縄には48の酒造所で200余の銘柄が造られているそうだ。「うりひゃー(注)沖縄(アジア光俊著)」にオススメの泡盛というコーナーがあったので引用させていただく。次回、聞かれたら、この本を読めということにする。「轟」---軽い、飲みやすい、「照島」---伊平屋島の酒、「白百合」---八重山の酒、「玉の露」---甘み、コク、香り、「主(ぬーし)」---甘い香り、深い味わい、「瑞泉」---あまり癖がない、「やいま」八重山の米、ひとめぼれが原料。すべて著者であるアジア光俊氏の評価である。冒頭にも書いたが、私は呑まないので、泡盛の味は分からない。
泡盛のルーツはタイの「ラオローン」だと言われている。そういう訳で、泡盛はタイの米で作られる。それも砕米が原料である。中国の内蒙古ではジャポニカ米で作る泡盛もあるそうだ(同著から引用)。那覇市首里の泡盛館(火曜日定休)に行けば、沖縄県全48酒造所、200銘柄1,000種類余りの泡盛が買える。興味のある方はどうぞ!。なお、飲み方は、ロック、水割り、お湯割り、カクテルなどなど、いろいろあるが、沖縄は夏の期間が長いので、アルコール度の高い泡盛を半冷凍して飲むのが流行だそうだ。パーシャルショットというそうで、シャリシャリ感がいいとか。
(注) うりひゃー …「ほら」「そら」「あらまぁ」という意味。びっくりしたときや驚いたときによく使う。決して「うるさい」という意味ではない。ただし、上品な言葉使いではないので、目上の人には使ってはいけないと沖縄方言辞典に書いてあった。
《ご参考》泡盛ってどんな酒?…「居酒屋ぼったくり」(秋川滝美著)というノベルがある。酒についてのウンチクが語られているので愛読している。現在7巻まで出ているが、全巻読んだ。そのなかで、平成29年3月に発刊された第7巻に「泡盛の定義」が語られているので引用させていただくと、
『泡盛』という名前は知っていても、どんなお酒かご存じない方が多いかもしれません。40度、60度といったアルコール度数の高さばかりが有名になっていますが、『泡盛』は、必ずしも強いお酒ばかりではありません。一般的に言われている『泡盛』の定義は、@タイ米を使用する。A黒麹菌を使う。B一回だけの全麹仕込み。C単式蒸留器で蒸留するの四つ。これさえ満たせば、アルコール度数が低いものも沖縄以外で作られたものも『泡盛』なんです。ちなみに大きく分ければ、二日酔い知らずと評判の『焼酎』の仲間です。
泡盛は二日酔い知らずと…とありますが、飲みすぎには、くれぐれもご注意を!、と紹介されています。
大昔、お酒の新聞に投稿して審査員から絶賛された作品です。「ホロ酔い三合、酩酊五合、一升飲んだら二日酔い」
(*'-'*)エヘヘ 今なら5合も飲んだら記憶をなくします。 (--、)
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