沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
石垣島民なら誰でも知っているという「オニササ」は、石垣市登野城(とのしろ)にある個人経営のスーパー知念商会で売っている。「オニ」はおにぎりの略。「ササ」はササミフライのこと。この二つをビニール袋の中で合体したものが「オニササ」である。
「オニササ」が生まれたのは、店のオープン間もない昭和56年頃。当時、子どもの世話で忙しく、商売に手が回らなかったというオーナーの知念秀子さんが、セルフでお総菜を並べて売っていたところ、八重山農林の高校生が、おにぎりとフライをビニールの中で、手で押さえて 下の写真のような かたまりにして食べ始めたそうだ。形は少し違うが、おにぎりと天ぷらを合体させた名古屋の "天むす" がヒントになったのかも。そうして誕生した「オニササ」はクチコミでいつの間にか評判を呼び、当時は1台しかなかったホットケースを3台に増やしたほどの人気商品になり、「秘密のケンミンshow」でも紹介され、石垣島出身の具志堅用高さん絶賛の商品となった。
メニューは「オニササ」だけではなく、「コロッケ」「ポークフライ」「魚フライ」「唐揚げ」をはじめ、常時30種類近くある。おにぎりも、「ふりかけ」「炊き込みごはん(ジューシー)」「梅しそ」の3種類から選べる。「おにぎり」が70円、「ササミフライ」が140円、計210円である(平成29年1月現在)。1個でお腹がふくれるよう写真のように、おにぎりもフライも大きめ。無料のトッピングは、マヨ、ケチャップ、にんにくソースなどから自由に選べる。
ネーミングは、おにぎりとポークフライなら「オニポー」、コロッケなら「オニコロ」、ハンバーグなら「オニバーグ」。さて、「ジューシーおにぎり」と「カレーコロッケ」だと「ジューおにカレコロ」と言うのかなぁ?。
場所は市の中心部に近い県道87号線の八重山農林高校の近く。今や高校生だけでなく、昼休みには大人も大勢、島中から車で買いに来るそうだ。多い日は、1日、1,000個売れるという。今、はやりのB級グルメ選手権に出てはいかが…。念のため申し上げるが、この店には「オニササ」というメニューはない。自分で組み合わせて「オニササ」にしたり、「オニコロ」にしたりするのである。
このぺージは、HP「At home VOX」などを参考に作成、写真も同サイトからお借りした。
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