沖縄のお土産


移住先を探すために沖縄を訪れたとき、沖縄の土産を買うこともあるかと思い、土産についてのアドバイスをさせていただきたい。沖縄土産の定番といえば、泡盛、ちんすこう、沖縄そば、フルーツ、黒糖がベスト5である。(HP「沖縄に行ったら買いたいお土産ランキング 」より)
では、10位までの商品について・・・

1位---泡盛   今、泡盛は全国で売っている。沖縄でなくても入手できる。しかし、誰かに銘柄指定で頼まれた場合は、国際通りの「古酒家(くーすや)」に行けば置いてある可能性が高い。難点は瓶入りだから重い。沖縄から送ると送料が高い。本土の友が来沖したとき、知人に「泡盛古酒の年代モノ」を頼まれた。銘柄は指定されなかったので沖縄では買わず、本土に帰ってから近くのショップで「残波」の古酒を買って、他の土産を買ったときにくれた那覇空港の名前の入った袋に入れて渡した。賢い方法だ。割れると困るので、機内に預ける荷物の中には入れられない。手に提げて機内持ち込みをしなければならないので邪魔になる。重いモノを持って帰るのは誰でも避けたい。関連ページ「オススメの泡盛は?」⇒ コチラから

2位---ちんすこう  沖縄特有の小麦と砂糖のお菓子。友達や同僚には、これがイイかも。軽くて安い。一昔前は、「お土産の猫またぎ」と言われていたが、今は、チーズ味、紅いも、パイン、チョコ、黒糖などなど、 バリエーションも豊富でおいしくなった。
関連ページ「ちんすこう」の元祖は?⇒ コチラから
《注》「猫またぎ」---猫は魚が好きだが、その猫が見向きもしないという意味。

3位---沖縄そば  そばと言っても本土のそば粉ではなく、100%小麦粉。本土のそばとは全く違うもの。私は食べ慣れたが、初めて食べる方は美味しいとは思わないかもしれない。家内は、今でも「これは、そばではない」と言って食べない。
関連ページ「沖縄そば」⇒ コチラから。「はじめて沖縄そばを食べる人に」⇒ コチラから

4位---フルーツ  パイナップルやマンゴー、ドラゴンフルーツ、パパイヤなど。パイン以外は高価。沖縄産のパインは、甘さより酸味が強い。本土のスーパーで、デルモンテかドールの輸入物を買ったほうが安いと思う。

《追記》私の所属するサークルにパイン農家の方がおられる。その方は「沖縄のパインが酸味が強いというのは昭和の話で、品種改良の結果、甘くなった。また、熟成前のものを買って、本土に帰ってすぐ食べると酸味を感じるかもしれないが、十分、熟成しているものを買えば甘いよ」と言って、自分の農園で獲れたパインを持ってこられた。確かに甘くて美味しかった。株で完熟させたものは甘いが、収穫すると数日で商品にならなくなってしまう。そのため青切りする。 土産として売っているのは、見栄えが悪いと売れないので、青切りした完熟前のものを売っているから、すぐ食べてもおいしくないのだ、と彼は言う。「沖縄産は酸味が強い」と失礼なことを申し上げてしまったので、お詫びして追記する。 (--、)
なお、沖縄で生産されているパインは種類も豊富で、本島や石垣島のサマーゴールド、石垣・西表島や東村のピーチパインをはじめ、スナックパイン、ゴールドバレルなどがあり、どれも甘みが強いそうだ。先月、西表島に行ったとき、ホテルの朝食にピーチパインが出てきた。食べたらおいしかったので、土産売り場に行ったら、手のひらに乗るくらいの大きさなのに1個1,500円もした。普通の路地パインは1個1,000円だった。なお、パイン農家の方が言うには「置いておいても甘みがどんどん増すわけでもないので、買うときに完熟したものを選ぶように。また、置き過ぎると痛むので、逆さにして(葉のついているほうを下にして)冷蔵庫で保存するとよい」。関連ページ「沖縄のパイナップル」⇒ コチラから。「パパイヤは野菜か果物か?」⇒ コチラから

5位---黒糖  最近、粗糖や糖蜜で製造されたものや、さらに輸入糖などを加えて黒糖に似せた観光土産専門商品が出回っている。色を黒く見せるためカラメル色素を入れている商品もある。原材料表示「さとうきび」の記載と産地表示を確認しよう。産地が沖縄とだけ書いてあるものは注意。選ぶ基準としては、波照間、西表、多良間、粟国など、はっきり産地表示されたものを買おう。

6位以下は、次の通り。
6位 シークヮーサージュース---酸味の強い柑橘系果物、土産店よりスーパーで買ったほうがお値打ち。7位 海ぶどう---養殖の海藻。フィリピン産が出回っている。高温には弱いので、炎天下の車中には置かないこと。8位 沖縄限定菓子---プリッツ、ハイチュー、コロンなど。9位 紅いもタルト---紅いもを使ったスイートポテト的な菓子。メーカーは御菓子御殿が有名。コンビニ、スーパーでも売っている。10位 サーターアンダギー---「サーター」は砂糖、「アンダーギー」は「アンダ(油)」+「アギー(揚げ)」。早く言えば揚げドーナツ。素(もと)を買って自宅でも作れる。  

私のオススメは、ご家族や大切な方には、国際通り松尾の「謝花(じゃはな)きっぱん」である。 「きっぱん」とは、琉球王朝時代から続く柑橘系のお餅菓子で、上品で美味(びみ)。 場所は、那覇グランドホテルの少し南。ここでしか売っていない。空港や他の土産品店では売っていない。日曜に行ったら休みだった。手に入らないと、どうしても食べたくなり、翌日も行って手に入れた。

また、紅型(びんがた)のエプロン、ハンカチなどの小物ならリーズナブルな価格で売っている。国際通りのテンブス那覇の中に伝統工芸品の実演をしているところがある。見学するだけでも楽しい。やちむん(陶磁器)や琉球ガラスは重いだけなので、どうしても欲しいという人以外にはオススメしない。

◎このほか、このサイトの土産関連は
  「チョットおしゃれな沖縄土産」⇒ コチラから
  「松山容子のボンカレー」⇒ コチラから
  「ちんすこうの元祖は?」⇒ コチラから
  「ホンモノの黒糖とは?」⇒ コチラから。
  「多良間島のぱなぱんびん」⇒ コチラから
  「沖縄のパインナップル」⇒ コチラから

なお、定番のお土産、メーカー品のお土産は、どこで買っても値段はあまり変わらない。途中で買うと荷物になるだけなので、定番土産は、帰りに空港売店で買うのが一番。スーパーでも売っているので、移住を考えている人は、物価をチェックしながらのぞいてみよう。なお、土産店で「送料無料」の看板には気をつけたい。送料は無料でも梱包代や箱代を請求する店がある。○○円以上買うと無料もある。買う前に確認しよう。

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