外人住宅


外人住宅


沖縄のコミュニティー誌のひとつに「おきなわいちば」がある。本土から来た私には、沖縄情報を知ることができるので、いつも読んでいる。いつもと言っても季刊なので、年に4回しか発行されない。年4回では、買うのを忘れてしまうので、同誌の会員になった。会員になると、「もうすぐ発行しますよ〜」というメールを送ってくれる。2013秋号の特集は「外人住宅」だった。

ネットで家探しをしていると外人住宅情報がヒットする。外人住宅は一戸建てなので、アパートに比べ騒音の心配も少なそうだし、広い庭も魅力的である。本土にいるとき、よさそうなところを見つけると電話をしたが、契約済みで借りられなかった。何件か問い合わせをしたが、全てダメだった。いい物件は人気が高かったのだ。

「おきなわいちば」を読むと、外人住宅と言うのは、1950年代から軍人の賃貸用として造られたもので、宜野湾、北中城、沖縄(旧コザ)、うるまなど、基地周辺に多い。本土復帰(1972年)後は、基地の中に高層住宅が建設され、セキュリティやトラブル防止のため、基地内居移住が推進され、余った外人住宅が民間に賃貸された、という歴史があるそうだ。

人気があるのは、家が広く、リビング・ダイニングがゆったりとしている。環境がよく、眺望のいいところも多い。広い庭。シンプルな間取り。見た目がオシャレでカワイイ。築50年〜という古い物件は家賃が安いという。逆に、住んだことのある人のデメリット意見をネットで検索すると、夏は暑すぎる。クーラーが効かない。冬は寒い。湿気が多い。毎月どこかが故障する。バス・トイレが一緒。浴槽がない。鉄筋が腐食しているので、地震がきたら怖い。アスベストが使われている・・・だそうだ。

本土に居ては、良い物件はなかなか入手できないが、こちらに来てからなら見つけるチャンスはあるかもしれない。賃借したり、購入して店舗に改装している人も少なくない。浦添の外人住宅街「港川ステイツサイドタウン」 に行くと、レストラン、カフェ、ベーカリー、そば屋、雑貨店、美容室など30店舗のオシャレな店が集まっている(下の写真:左は、「港川ステイツサイドタウン内のインディアナ通り10番地」の古着屋「リンリンベル」。この写真は平成25年に行ったときのものだが、平成28年の5月のGWには店が閉まっていた。同タウンでも店の入れ替わりは多く、平成28年3月の空き店舗情報では、月額12万円で賃借人を募集していた。その物件は、その年のGWに行ったら店舗の改装をしていた。すぐ借り手が見つかったみたいだが、何の店になるのだろう?。下の右の写真は、平成27年7月オープンのオレゴン通り58番地の新しいカレー屋「てぃあんだー」。「てぃあんだー」とは、直訳すれば「手の油」だが、手間ひまかける、つまり心のこもったという意味になる。なお、タウン内には一般の住宅もあるが、店舗はドアーや窓枠、軒がカラフルなのですぐ分かる)。


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