朝食バイキングで見たものは


西海岸のリゾートホテルに泊まったときのことである。朝食はバイキング方式のレストランで食事をしていたら、大声で話をしながら集団がやってきた。まるで喧嘩をしているかのような大声で早口。中国人か台湾人かはわからないが、まちがいなく中国語だ(実は、わたくし、学生時代には中国語を学んでいた)。受付でミールクーポンを係員に渡すのだが、無視してトレーを奪い合うように手にすると何枚も皿を並べ、我れ先に食べ物に駆け寄る。まるで小学生の修学旅行のよう。まだ小学生の方が躾(しつけ)が、いいかもしれない。失礼ながら、しばらく見ていたら、各料理の取り具はトングだったり、箸だったり、フォークだったりと料理毎に別れているのだが、どこかのトングを握ったまま離さず、次々と皿に盛ってゆく。そんなに食べれるの?と思うほど山盛りだ。並みの大盛ではない。皿からこぼれ落ちる寸前まで積み上げてゆく。

さらに「エエぇッ〜〜!」という驚きの光景を目撃した。1人の男性が、料理が盛られたステンレス製の大皿を、そのままテーブルに持っていくのだ。さすがにホテルの人が飛んで来て、「困ります。戻してください」と言っている。中国人も大声で何か言い返している。早口すぎて聞き取れないが、推測するに「金を払って食べてるんだから、何が悪い」と言っているのだろう。シュウマイの蒸籠を1人で何段も積み上げて持っていく者もいる。そして大声で食事を始めた。その騒がしさは、言葉では言い表せない。早々に引き上げることにした。我々は、早めに朝食に来ていてよかった!。

帰りがけに、何気なく見たら、料理をプラ容器にパッキングしている者がいた。"根こそぎ" 持っていこうという姿勢だ。海外旅行をするぐらいだから裕福な中国人だろう。儒教の国には、金持ちになると自然に人徳が身につくという教えがあるが、中国人のなかには、金持ちになっても、マナーが追いつかない人がいるようだ。

素行の悪い中国人が、海外旅行に行って自分の行動を現地の人間に咎められると、「I'm a Japanese.」などと言って日本人の振りをすることがあるそうだ。悪いことは全部、日本人のせいにしてやろうという、中国人の底意地の悪さを感じられる話である(この部分、HP「中国人の見分け方」より)。西欧人には 、日本人と中国人の区別はつかないだろうなぁ。

《追記》その後、Yahooのニュースに中国人団体ツアーの添乗員・湯さんの話が出ていた。それは、シンガポール航空に搭乗した湯さん率いるツアー客30数人全員が、機内食に出されたステンレス製のフォークやナイフを持ち帰るために、荷物に仕舞い込んだというのだ。客室乗務員が「後続の路線の機内食サービスに支障をきたすから返して欲しい」と、いくら説得しても「みんなが、やっている」と誰も応じなかったという。ついに頭に来た添乗員の湯さんが「中国人の顔に泥を塗るような真似をしないで下さい!」と怒鳴ったところ、ようやく全員が渋々ながらもナイフとフォークを乗務員に返したというもの。「旅の恥は掻き捨て」というが、この話、ホンマでっか!。

続いて、同じくYahooニュースから中国人のマナーの悪さを象徴するような事件をご紹介する。
事件は2014年12月11日、バンコクのドンムアン空港発中国の南京空港行きのタイ・エアアジアFD9101便で起きた。中国メディアが報じた目撃者の話を総合すると、離陸の時点で中国人の4人グループが、お互いの席が離れたことで紛糾していた。ある女は、離陸中にカップ麺のお湯を注文したが安全上の理由から断られ、男は、お湯が来るのが遅いのと支払いでもめていた。中国語が分かるCAが状況を説明しようとかけつけると、男は「爆破するぞ」とCAを脅迫し、女はやっと届いたお湯をCAにぶちまけた。CAが一連の行為に抗議すると、一団は「飛び降りる」などと窓を叩きながら暴れたという。このトラブルの結果、飛行機はバンコクに引き返し、4人はタイの警察当局に引き渡された。中国の英字新聞は、社説で4人の問題を取り上げ、事件を「野蛮人のような振る舞い」「非文明的なふるまいはどこでも受け入れられない。もちろん、機内でもだ」と表現したという。


 ◎このサイトで、中国関連は、
  「石敢當とは?」⇒こちらから
  「福州園」⇒こちらから
  「沖縄と琉球、ホントはどっち?」⇒こちらから
  「沖縄と中国文化」⇒こちらから
  「首里城は中国領?」⇒こちらから
  「割り込みする中国人」⇒こちらから

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