那覇市の交通渋滞
那覇市の朝夕の車の渋滞については、以前から耳にしていた。ラジオの交通情報を聞いていても、国際通りの松尾、安里や明治橋、久茂地、天久など、いつも同じ箇所、同じ時間帯で慢性的に渋滞しているらしいが、自分がハンドルを握って経験したことがなかったので安易に考えていた。大間違いだった。大都市なら渋滞はどこでもあることだが、那覇市の場合は、朝夕の自動車の移動時速が12.9キロで全国ワーストだそうだ（平成22年国土交通省調べ）。一度経験すると二度と走りたくなくなる。私も本土で大都市の近くに住んでいたので大渋滞は経験しているが、それ以上、または匹敵するほどである。
原因のひとつに国際通りの通行禁止がある。那覇市のメインストリートである国際通りは、平日の朝の７時から９時は西行き、夕の５時半〜７時半は東行きが、バス、タクシー、二輪車以外の一般車両が進入禁止となる。違反すると罰金7,000円と減点２点が課せられる。レンタカーで走っていて「スミマセン、初めて来たので知らなかったのです・・・」と言っても許してもらえないそうだ。また、日曜日の12時〜夕の６時の間トランジットモール（指定車輌以外進入禁止）になるので、ナビが国際通りを横切るよう教えてくれても、目の前が通行止めということもあるので注意が必要。この時間帯にどうしても国際通りに用があるときは、ゆいレールの駅周辺に駐車し、県庁前か美栄橋、牧志のいずれかで下りて歩いたほうが便利である。
もうひとつの原因がバスレ−ンである。平日の朝の７時〜９時、夕の５時半〜７時半に那覇市周辺に近づいてはいけない。地元の人は抜け道を知っているかもしれないが、本土から来た人は、いくら混んでいても決して裏道に入ってはいけない。入ったら最後、路地は狭く、駐車車両で曲がりきれない辻もあり一方通行も多い。おまけに那覇市に限らず、沖縄の街の路地は行き止まりが多い。知らずにはいると、すぐ山に突き当たる。そんな道が複雑に入り組んでいる。京都のように道路が碁盤の目にはなっていないので、どこを走っているのか分からなくなる。なお、バスレーンは場所によって規制が異なるので要注意。中央車線区分が変更になるところもある。うっかりバスレーンに入って捕まると罰金6,000円と減点１点である。規制の標識を見落とさないように。
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《追記》バスレーン時間変更のお知らせ 沖縄県警は、那覇市など本島中南部で実施しているバスレーン規制の時間を現行より30分短縮すると発表した。理由は渋滞の緩和を図るため。また、国道58号線と他の道路のバスレーンは規制時間が異なるため、これを統一する。文章でご説明すると分かりにくいため、規制図を琉球新報から転載させていただいた。実施時期は、国道58号線は、平成26年7月14日から、国道58号線以外の道路は８月初旬から変更される。 |
《レーンを間違えた追記》こんな失敗をした。朝のラッシュ時間に那覇の都ホテルに行くため、那覇市の平良から儀保交差点を直進しようとした。片側３車線だったので、直進なら当然、真ん中の車線だと思った。信号が近づくまで気がつかなかったが、真ん中の車線は右折レーンだったのだ。止む無く右折してどこかでＵターンしようと思ったら、ゆいレールの橋架が続き交差点がない。ナビを見ながら左折したら朝は歩行者専用道路だった。あわてて次の角を右折して何とかホテルのある坂下通りに出ようと曲がりくねった狭い道を進んだが、'jjj'と驚くような直角クランクの急坂で、自分の左側は崖というところで対向車と出合ったときは狭くて離合できず、そこではミニ渋滞を起こしてしまった。余裕を持って家を出たのに着いたら30分以上の遅刻だった。家を出るとき、ナビをセットすればレーンの指示もしてくれただろうが、「那覇都ホテル」と入力しても該当がなかったのでセットせずに出掛けてしまった。ホテルに着いてから気がついた。 名称は「沖縄都ホテル」だった。 なお、このホテルは平成30年９月、外資に買収され「ノボホテル沖縄那覇」と改名している。
ＮＥＷ
《追記》バスレーン区間延長のお知らせ
平成31年２月12日より国道58号線の大謝名(おおじゃな)・伊佐(いさ)間の夕方のバスレーン規制が延長となったので、最新の沖縄のバスレーン規制マップ(沖縄レンタカーHPより)を下表のとおりお知らせする。観光客であっても「知らなかった」では許してもらえないそうなので、来沖の際は、くれぐれもご注意を。なお、前述したが、国際通りの日曜日の12時〜18時の間は、トランジットモール（指定車輌以外進入禁止）になるので、これもお忘れなく。
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