小(ぐゎー)って何だ?


「ぐぅーし小」とか「ちらー小」いう名前のそば屋があった。「筋(すーじ)小」というカフェもあった。家々の間にある狭くて曲がりくねった小道のことも「筋(すーじ)小」という。「ワンカップ泡盛のビンには「島ー小ー」と書かれてあった。この他にも、「小」の文字を目にすることがよくある。私の感覚では「○○小」と言うのは、「○○小学校」のことだが、沖縄では、一体、どういう意味だろうと、ず〜と思っていた。沖縄県人に聞いたら、この「小」は、接尾語で、小さいとか、かわいいものの後につけるそうだ。ところが、この「小」の読み方は「ぐゎー」だと言う。カラスの鳴き声みたいで、読み方はかわいくない。子犬は「犬小(いんぐゎー)」、小鳥は「鳥小(とぅいぐゎー)」と言うそうだ。愛着をこめた言い方である。

やんばるの共同売店は「まちやーぐゎー」と呼ばれるらしい。これは小さくてかわいらしい店だから。なるほどねぇ〜。コンビニは、小さくても「ぐゎー」 とは言わない。かわいくないのかな?。家の屋号(注)にも「小」が付いていることがよくある。分家には「ぐゎー」をつけることがあるそうだ。一番下の姉は「んみーぐゎー」と言う とか。少し、理解できたような気がするが、「ぐゎー」という発音は何か違和感があるなぁ〜。

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