沖縄県で多い名字

日本人で一番多い名字は佐藤さん、２番目が鈴木さん、そして高橋さんだというのは知れ渡っているかもしれないが、沖縄県だけで多い名前もたくさんある。沖縄県人の名前については、前にこのサイトでご紹介したが、2022年版が「ねとらぼ調査隊」とHP「名字由来net」から発表されたのでご紹介しよう。

沖縄県で一番多い名前は「比嘉さん」、２番目が「金城さん」、３番目が「大城さん」という結果だった。

比嘉さんは、沖縄県内に51,100人、全国では大阪府、神奈川県にも分布し57.600人おられるそうだ。戦前は「ひじゃ」「ふぃじゃ」と発音したとウチナーンチュ(沖縄県人)が教えてくれた。

２位の金城さんは、50,500人で、大阪府、東京都などを合わせると全国で61,600人。昔は「かなぐしく」とか「かねしろ」と読む人おられたが、今では「きんじょう」と読む人が一番多い。那覇に首里金城（きんじょう）町という地名があるが、戦前は「かなぐしく町」と読んでいたそうだ。

３位の大城さんは47,100人。静岡県と大阪府にも多く、全国では62,100人で、全国的には比嘉さん、金城さんより多い。この名前も、戦前は「うふぐしく」と読んでいたという。

なお、「沖縄・姓名と風土」（多和田真助著）によれば、宮古島では１位－平良さん、２位－砂川さん、３位－下地さんの順。石垣島では１位－石垣さん、２位－宮良さん、３位－大浜さんの順になる。