沖縄県人のメタボは全国一


このページは、当初「メタボになりそう」というタイトルでUPしたのですが、追記を重ね内容が変化したので、「沖縄県人のメタボは全国一」にリニューアルしました。

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沖縄は糖尿病の発症率と肥満率が、男女ともに全国一という典型的なメタボ県。特に男は二人に一人が肥満で、2位の鹿児島県(四人に一人)を大きく引き離し、ダントツのトップ。かっての長寿日本一だったころの面影もない。歩けば弁当屋に当たるほど外食依存の弁当の中身は、必ず揚げ物で占められ、スーパーのチラシのトップは精肉・ミートの輸入缶・ベーコン、ウインナーなど肉の加工品が並んでいる。



ちらし


また、こちらに来てから民家の庭先や公共施設の広場で人が集まって飲食しているのをよく見かけるが、昼でも夜でも、限りなく100%近く焼肉バーべキューをしている。缶コーヒーのCMに出ているトミー・リー・ジョーンズさんなら「この島の住民は、外で集まれば焼肉を食べている」と言うかもしれない。公民館の敬老会の集まりでもバーベキューだった。年配の皆さんも焼肉がお好きのようなので、メタボになっても不思議ではない。

我が家のこの1週間の昼食も、ケンタッキーと弁当が各2回。マックと持ち帰りピザ、インスタントらーめんが各1回。典型的なメタボ゙食。こればかりは、郷に入っても従ってはいけない。今からでも遅くないので、成人病(生活習慣病)予防のため、食生活の改善をしなければ・・・。

《追記》その後、仕入れた情報だが、那覇市の一世帯あたりの弁当購入額は、24,376円で全国3位(1位佐賀市、2位川崎市、平成15年調べ)。沖縄では弁当が一食198円〜という安さを考えれば、購入回数は1位だろう。さて、その中身だが、本土の弁当のおかずは、和え物41%、揚げ物27%、炒め物14%だそうだが、沖縄では、揚げ物42%、炒め物31%と7割が油物、さらに煮物でさえ油を使うというのだから肥満にならないはずはない(「笑う沖縄ごはん」から引用)。

《さらに追記》沖縄県福祉保険部が2011年県民健康・栄養調査を発表した。それによるとメタボの該当者と予備軍が、県内の40歳以上の男で3人に2人以上。女で3人に1人で、男女とも全国平均を10ポイント以上、上回っていることが分った。そして、こういう状態にもかかわらず、特定検診の受診率は35.8%と4割にも満たない。結局、個人の自覚も足りないだろうが、日本一の長寿県だった沖縄を、こういう状況になるまで放置してきた行政の怠慢としか言いようがない。沖縄の糖尿病による人工透析患者は全国平均の2倍と言う、医療費垂れ流しを招いているのも当局の無為無策が原因なのである。

今回の調査結果を新聞で読んだが、その発表には「深刻な状況だ」と言っているだけで、では、どういう対応をするのか、どう改善するのかには、一切触れていない。県の担当部署は、調査するだけなの?

《またまた追記》 上記の報道があった、およそ9ヵ月後、地元の琉球新報、沖縄テレビ放送、ラジオ沖縄の3社が、健康うちなー未来プロジェクト「イチキロヘラス!」を始めた。目的は、沖縄の健康長寿を取り戻すため、増えすぎた体重を1キロずつ減らしていく取り組みを通して、食生活や生活習慣の改善、効果的な運動などを生活に取り入れていこういうもの。まずは宣言し、今後、長期的に取り組むということなので、どんなプロジェクトになるか期待したい。

《肥満ランキングの追記》
季刊誌「いきいき健康あいらんど」に都道府県別肥満比率ランキングが掲載されていたので転記したい。男性は平成22年国民健康・栄養調査より、対象は20〜69歳、女性は平成20年版食育白書より、対象は40〜69歳。



男・都道府県 割合(%) 女・都道府県 割合(%)
沖縄県 45.2 沖縄県 39.4
宮崎県 44.7 福島県 38.2
栃木県 40.5 秋田県 37.9
福島県 40.3 岩手県 37.2
宮城県 39.5 宮城県 35.5
43 静岡県 25.2 42 大阪府 兵庫県 19.9
44 鳥取県 25.1 44 神奈川県 19.7
45 滋賀県 23.0 45 奈良県 19.3
46 福井県 22.5 46 静岡県 18.4
47 山口県 22.1 47 石川県 15.8
男・全国平均 31.1 女・全国平均 26.6

なお、「いきいき健康あいらんど」という季刊誌は、長寿県復活を目指す沖縄の健康づくり応援誌で、三浦雄一郎氏の「80歳エベレストへの挑戦」という講演会を聞きに行ったら手渡された。

NEW
《中学一年生もメタボ全国一》を追記
このページでは、沖縄人の肥満率が全国一という成人のメタボについてご紹介してきた。上の表も成人を対象とした調査だったが、ついに中学生のメタボも沖縄が全国一になったことが2016年度小・中・高生調査で分かった。沖縄の中学一年生の肥満率は12.47%で、全国平均の9.52%を上回り全国一になったほか、小三〜高二の全学年で全国平均を上回った(学校保健統計調査-平成27年度(確定値)の結果の概要より)。ファストフードの店舗数は、沖縄は群を抜いて多い。ハンバーガショップだけでも、県内に200店舗以上あり、人口10万人当たり14軒もある(全国平均は4.70軒)。そのうち、マックの店舗数は、人口10万に当たり2.96軒と全国2位。モスとミスドは、共に全国4位。ケンタッキーの店舗数だと人口10万人当たり1.48軒と、堂々の全国一である。

専門医は、子どもたちに広がる夜型の生活や食習慣の乱れ、屋外で遊ぶ機会の減少の影響を指摘し、家庭、学校、地域での食育強化の必要性を訴えているが、一度身についてしまった習慣は直すのが大変だ。「大人になってからの肥満や生活習慣病を防ぐためにも、小中学生のうちから基本的生活習慣や食育を意識することが必要だ。肥満や生活習慣病は、生活スタイル全体の影響を大きく受ける」と那覇市医師会生活習慣病検診センターの崎原所長は強調している(崎原所長の談話は琉球新報より)。

◎このサイトの健康関連は、
 ・沖縄県の平均寿命 ⇒ コチラから
 ・沖縄県人の健康は危機的状況 ⇒ コチラから
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