沖縄の闘牛


沖縄には競輪も競馬もない。人気があるのは『闘牛』である。もう40年以上も前、私は八丈島で闘牛を見たことがある。沖縄に来てからは一度もないが、闘牛は、この島では古くから大衆娯楽として親しまれている。

闘牛といっても、スペインのように『牛 × 闘牛士』ではなく、牛同士の対決である。沖縄全島の闘牛大会は、今年で100回目だとか。旧石川市役所から闘牛場まで無料のシャトルバスも出る。数日前から取り組み表が新聞に発表され、大会翌日の新聞の一面には、カラー写真で掲載される。闘牛専門のアナウンサーもおり、闘牛専門の女性カメラマンは、写真集まで出している。


闘牛

今年の「沖縄タイムス」の記事には、「1962年にスタートした全島闘牛大会(年2回開催)は今回節目となる100回目。闘牛は筋書きのない真剣勝負で、その最大の魅力は迫力場面といわれる。 会場に沸き上がる大歓声や地響きのようなどよめきが、そのインパクトの強さを示しているが、沖縄の伝統的娯楽として、延々50年以上にわたって変わらぬ人気を集めている 」とある。入場料は、一人3,000円。上の写真は、右がチャンピオンの「古堅モータース☆若力」。体重は1トン超。左の「大屋若大将」を破って2連覇を果たした。「沖縄タイムスWeb」より。

本島では、毎月、どこかで闘牛が見られる。うるま市の石川闘牛場(石川多目的ドーム)では、毎週行われる月もある。石川闘牛場以外にも今帰仁村営闘牛場、本部目的広場闘牛場 、沖縄市営闘牛場 、屋慶名闘牛場 、安慶名闘牛場 、東恩納闘牛場 、伊波闘牛場など、県内には13ヶ所も闘牛場がある。

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