みんな、やっているから


参院選の公示前なのだが、街を歩くと立候補予定者の名前の書かれたノボリやポスターが目立つ。また、街宣カーも走り回っている。本土では公示前は、街宣車は政党名は言っても候補者の名前を言うことはなかったが、ここでは、おかまいなしに候補者名がスピーカーから流れてくる。公職選挙法を詳しくは知らないが、無秩序なノボリやポスター、それに公示前の街宣車での候補者名の連呼は、おそらく違反だと思う。新聞もこのことを取り上げて、ある候補予定者の陣営に聞いたら「違反は知っているが、みんな、やっているから・・・」と声をひそめたとか。

この発想は、一部の沖縄県人の運転の特徴である「一時停止をしない」、「右左折時にウインカーを出さない」、「黄色信号は突っ込む。赤になっても、変わったばかりは無視する」に通じている。「違反は知っているが、みんな、やっているから・・・」である。

実は、私も反省している。先日、運転中、信号が変わった。止まろうと思っていたが、前の車は止まらず行ってしまった。私も、つい赤信号を無視してしまった。「みんな、やっている」と、人のせいにしてはいけないと自戒している。

《追記》その後の新聞報道で、ポスター掲示は、指定された掲示場以外では禁止。ノボリは選挙事務所前に2本までしか認められていないことを知った。違反掲示をしなくて落選したTさんは、「ルールを守らない人が当選して政策提言をしていくことは疑問だ」と述べている(琉球新報より)が、その通りだ。

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