海中道路


ライトアップ

移住する前に沖縄には度々来ていた。といっても、主に観光客がよく行く場所だから那覇市と南部戦跡めぐりに中北部の西海岸観光が中心。以前、"るるぶ"で、東海岸に海中道路があることを知った。海中道路とは、勝連半島(与勝半島)から平安座島を結ぶ5.2 kmの道路のことで、その先には、浜比嘉島、宮城島、伊計島の三つの島が橋で結ばれているが、観光で来ていたころは、行く機会がなかった。東海岸は家を探しに来たときに初めて行ったが、海の近くは、いつも風が強いことと、潮風だと洗濯物が乾かないという家内の意見で、海中道路周辺は家探しの対象の地域としていなかった。

移住してから1ヵ月経ったころ行ってみた。まさに海中道路の名のごとく、道路の両サイドに海が広がり、道路が低いので海の中を走っているイメージそのものだった。何の予備知識もなく行ったので全く知らなかったが、宮城島というところに製塩工場があった。往路は通り過ぎてしまったが、看板があったような気がして帰路、寄ってみた。海水を細かい霧にして水分だけを蒸発させ、空中で塩を結晶にするという特許で21種類のミネラルを含んだ塩を作っているという。購入して使ってみた。塩なのに甘味を感じる。また、塩粒というより塩の粉末である。あまりに細かいので、使いすぎに注意しているが、何回も買いに行ってしまった。
下の写真は、okinawaikou.netさんのご提供



海中道路 地図


なお、平成27年5月28日より海中道路のライトアップが開始された。通常は、真紅の主塔と、道路と主塔をつなぐケーブルを鳳凰にみたてた演出だが、20分に一度、3分間だけ色がすべて朱色に染まり、五色の雲をイメージした光が現れ緩やかに色変化する。このほか、年間14種類の演出シーンがある。この海中道路のライトアップを手がけたのは、松下美紀さんという有名な照明デザイナーで、点灯時間は、春季(4月〜6月)・秋季(10月〜12月)18:00〜24:00、夏季(7月〜9月)19:00〜24:00、冬季(1月〜3月)17:00〜24:00となっている。ライトアップは、うるま市のHPを参考に作成。詳しくはうるま市のHPでご確認を。

《追記》このページは、このサイトでも多くの方が訪問されている。おそらく観光の目的で検索されている方だと思うので、移住とは直接関係はないが観光案内をご紹介する。

◎伊計(いけい)島
本島から一番離れているので「イチハナリ」ともいわれている。伊計ビーチや大泊ビーチなど美しいビーチがあり、島の先端にあるホテルは、しばらく閉鎖されていたが、平成26年4月から再オープンした。専用ビーチ、プールもあり、テニス、バスケット、バトミントン、卓球などのスポーツを楽しむこともできる。オープン特別価格と聞いたので5月に泊まりに行き、展望風呂にのんびりと浸かってきた(平成28年には温泉を掘り当てたというNewsもあった。泊まりに行こうと電話をしたら、温泉ホテルなのに温泉は別料金、しかも2回以上入るといくらかかるとケチなことを言われたので予約しなかった)。夕食はボリュームにやや欠けたが、朝食のバイキングはメニューが豊富だった。廃校となった旧伊計小中学校を活用したアートによる島おこし計画、イチハナリアートプロジェクトは、2012年にスタート。

◎浜比嘉(はまひが)島
平安座島との間に浜比嘉大橋が架かり、本島から陸続きで渡れる。沖縄の原風景を思わせる赤瓦屋根の民家と石垣が続く浜と比嘉の2つの集落がある。琉球の創造神である女神アマミキヨ、男神シネリキヨゆかりの地とされ、アマミチユーの墓やシルミチュー霊場が残る。島の東端には、レストラン、ホテルもある。

◎平安座(へんざ)島
海中道路を渡った所にあり、ここから南に浮かぶ浜比嘉島、東に位置する宮城島、伊計島へとアクセスするジャンクション的な存在の島。元は小さな島だったが 現在では宮城島との間の海が埋め立てられ、沖縄の石油基地が広がっている。

◎宮城(みやぎ)島
平安座島と橋で結ばれた島。昔ながらの集落が残っている。上記に書いた塩の工場では「ぬちまーす(命の塩)」という名の塩を製造、販売している。工場の敷地内には、太平洋を見下ろす展望台と強力なパワースポットもある。

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