迷 惑


私は毎日、ラジオ体操が終わったら着替えと雑用を済ませ散歩に出かける。日によって違うが、だいたい30分から長くて1時間ほど。最初のうちは、アパートの周りにどんなお店があるか興味があり、毎日、経路を変えた。

あるとき、歩いていると音楽が聞こえた。時計を見ると朝の7時。こんなところに24時間オープンの店などないので、どこから聞こえてくるのかと思ったらアパートの2階で、窓を開けっ放しにして音楽を流している部屋があった。チラッと見ただけだが、肥満気味の女性が踊っていた。ダイエットをしているのか?。1週間くらい後に同じところを通ったら、やはり大音響で踊っていた。こんな人の隣でなくてよかった。


《追記》

朝食を摂っているとき、突然、外から大きな音が聞こえた。テレビかラジオの音のようだ。ベランダから外を見たら、斜め前の家で、数人が既設のフェンスを撤去した後に、新たにブロックを積んでいる。家の前に1台車が止まっており、その車のカーラジオから音が出ている。それもボリュームを最大にしているらしく、辺り一帯に鳴り響いている。自分の部屋の窓を閉め切っても明瞭に聞こえるくらいの音だ。職人達が、ラジオの音をBGM代わりにしているのだが、施主の家の人は住んでいるのだから、うるさいはずなのに止めさせようとしない。

時間は、朝の8時を回っているので早朝ではないが、ここは住宅街なのだから、非常識極まりない。と思っていたが、周辺の家の人も誰も文句を言う人がいない。昼前に外出をするとき、1階の大家さんの奥さんに会ったので、「注意するとマズイですか?」と聞いたら、「あそこは、前から住んでいる人だからねぇ」という返事。私は、その家の方の顔も知らないが、どうも前から住んでいる人の方が発言権が強いらしい。また、イチャリバチョーデー(出会った人は、皆、兄弟 ⇒こちらからの精神で、争いごとや波風を立てるのを嫌うからかなぁ。

16時ころ、外出から帰ったが、大音量は続いていた。その翌日も、また翌日も、大音量は3日間続いた。以前、アパートを探しているとき、建築中の現場を訪れたことがあるが、そのときもラジオを付けっ放しにして作業をしていたことがあった。完成するまで数ヶ月、近隣の人は毎日、音公害に悩まされていただろう。今回は、3日で終わったことをヨシとしなければ・・・。

その2日後、外からサンマを焼く臭いがしてきた。そして、高校野球の実況が大音響で聞こえてきた。今度は隣家で、パーティーが始まったのだ。この家は、外でバーベキューをするのがお好きなようで、ときどき、ガーデンパーティーを開いているので、炭火の臭いや肉を焼く臭いはいつものことだが、ラジオの大音響は初めてだ。この日は、甲子園で沖縄県代表の尚学高校がベスト4をかけて戦っているので、皆さん、途中経過が知りたいのだろう。我家でもテレビで高校野球をかけたが、外からのラジオの音が大きすぎて、テレビの音が聞こえない。あまりにやかましいので、家内と買い物に出かけた。17時頃、家に帰った。ラジオの音は鳴り止んでいたが、肉を焼く臭いは、強烈に漂っていた。パーティーは、その後、深夜まで続いた。12時間のパーティー!。準備する方は、さぞ、お疲れだっただろう!。

家内がベランダに洗濯物を干して、掃除を始めた頃、隣家で重機を動かす音がした。なにか工事でも始めたのかと思っていた。外を見たら土塵が舞い上がって、風で我家の方に流れてきていた。家内はあわてて洗濯物を取り込んだが、まだ乾いてないので、土塵が付着してしまった。全て洗い直しすることに。隣家ではユンボで庭を掘り起こしていた。何の工事なのか分からないが、家内は「常識のない人たちネェ」と憤慨していた。本土に居るとき、生垣の剪定のために電動工具を使うときでも、剪定クズが散ったり大きな音がするので、隣家に断りを入れるのが当たり前だった。ひとことの予告もなく近隣に迷惑となるような工事を始めるのは、ここでは普通?。

NEW
それから6ヶ月間、朝の8時から日没まで、雨の日と日曜日を除いて騒音と塵芥、シンナーの臭いで悩まされた。隣家では家の増築をしていたのだ。やっと完成してホッとしている。


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