沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
私のサークルに「電磁波過敏症」の人がいる。仮にAさんとする。電磁波に近づくと、頭痛がしたり動悸がしたりして体調不良になったりする。
琉大の公開講座での話だが、無線電話機基地局が設置されている那覇市のマンションに住んでいた人が、大量の鼻血や不整脈、体の痛み、しびれなどを訴えた。基地局が撤去されると、症状は170例から22例に減少したそうだ。原因は、基地局から発する電磁波だったと思われる。
Aさんの発端は、沖縄自動車道路を走っていて、沖縄南インターから北に向かったところ、急にひや汗が出て頭痛が徐々に激しくなった。しかし、高速道路を降りたら、ウソのように症状が解消したというのだ。その間は高圧送電線と並行する道路を走っていた。ここを通るたびに同じ症状が現れるので、それで自分が「電磁波過敏症」ではないかと思ったそうだ。
Aさんは、それ以降、送電線のある所は通らないようにし、自宅でも作動中の電子レンジには近づかない。スマートホンは身に着けないでバッグにしまっておくなど、できるだけ電磁波を発生するものを避けているそうだ。サークルをしばらく休んでいて、久々に顔を出したAさんに、どうしていたのか、皆が聞いた。
Aさんは、次のように語った。「最近、頭痛が、ますますひどくなった。後頭部がしびれる様な痛みで、目も霞むようになったので、近くの脳神経外科を受診した。問診で ひととおり話をしたら医者は『電磁波過敏症の人が来たのは初めてだ。治療したことがないので、ウチでは診られない。頭痛専門の他の病院へ行ってくれ』と言って、症状の検査もしてくれなかった。経験がないのなら、私で経験してくれと言おうと思ったが、診たことがないので他の病院へ行ってくれというような医者には、どうせ治す気がないのだろうと思って言わなかった」
聞けば、まだ若い医者だったそうだ。「電磁波過敏症」は、海外では認知されているが、日本では公式に認められた病名ではない。経験がないからと言って診療を拒否するような、こんな病院に通う患者も気の毒だねェ。病院の名前は聞いたが、このサイトで明かすと訴えられても困るので名は伏せるが、そんなことをいう医者は初めて聞いた。
◎このサイトの電磁波関連は、
「電磁波の恐怖」は ⇒ コチラから。
「こんなところは避けたい家探し」は ⇒コチラから。
「送電線と子どもの学力」は ⇒ コチラから。
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