松山容子のボンカレー


我家は、本土にいるときからレトルトカレーは、ボンカレーをよく買っていた。こちらに来て、スーパーの食品売り場で、ボンカレーを探したら、なつかしいパッケージに出会った。松山容子さんのパッケージである。私が社会人になった頃、TVのCMで「3分間、待つのだぞ」、「じっと我慢の子であった」のキャッチコピーで、大ブレイクしたことは、40代後半以上の方なら、どなたもご存知だろう。全国どこに行っても街角や商店の店頭に松山容子さんの大きなホーロー製の看板が見受けられた。

松山容子さんといえば、昭和30年代のTVの人気時代劇「琴姫七変化」のお姫様役で、当時、中学生だった私から見ても、それはそれは美しい方だった(下の右の写真は、長良川温泉ホテルパークのご提供)。そのドラマのスポンサーが大塚製薬グループだったので、ボンカレーのCMキャラクターに抜擢されたのだろう。大塚グループは、自社のスポンサー番組の主演者をCMに起用していた。「とんま天狗」主演の大村崑 さんは、ジャイアンツの選手がCMに出る前まで、長年、オロナミンCのCMに出ていた。



その後、ボンカレーゴールド(現在の箱ごと電子レンジ出来るネオタイプのものではなく、先代のボンカレーゴールド)に変わってしまい、何時のころからか記憶にないが、松山容子さんのパッケージも見なくなってしまった。ところが、沖縄だけは消えることなく、販売されていたのだ。今でもスーパーの店頭では、ボンカレーゴールドは置いてなくても、松山容子さんのパッケージを置いていない店はないほどである。そして、沖縄土産に、このボンカレーを買い求める人が多いそうだ。1箱100円で買える。10個買っても1,000円だから、年配の方になら、お菓子を差し上げるより喜ばれる。ただし、たくさん買うと重いので買いすぎないように。スーパーの目玉商品になることもある。チラシの目玉になるということは、売れ筋商品に違いない。

沖縄県で松山容子さんのパッケージが残ったのは、NETで検索したら、沖縄県民の嗜好に合っていたからという理由だった。 松山容子さんのボンカレーと現在の箱ごと電子レンジ用のボンカレーゴールドとは、同じボンカレーとは思えないほど味が違う。味の違いを言葉で言い表すのは難しいが、カレーのスパイーシー感が全く違う。カレーの色もかなり違う。なお、松山容子さん以降、ボンカレークラシックの名で、松阪慶子さんのパッケージもあったが、松山容子さんほどブレイクすることはなく消えてしまった。

《付録》ボンカレーの歴史
平成30年2月12日、ボンカレーは誕生50周年を迎えた。新聞の全面広告に掲載されたボンカレーの歴史を、このサイトの愛読者の方が送ってこられたので、このページの付録としてご紹介する。
 1968(昭和43) 世界初の市販用レトルトカレー「ボンカレー」誕生
 1978(昭和53) 「ボンカレーGOLD」発売
 1989(平成元) 「ボンカレーGOLD200」発売
 2001(平成13) 「ボンカレーGOLD21」発売
 2009(平成21) 「ボンカレーネオ」発売
 2013(平成25) 「ボンカレーGOLD 箱ごと電子レンジ」を発売
 2015(平成27) 「Theボンカレー」発売
 2018(平成30) 「ボンカレー」発売50周年


◎このサイトで、沖縄土産をご紹介しているのは、
  「オシャレな沖縄土産」⇒ コチラから
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