家賃がじわりじわりと…


おきぎん経済研究所は、「沖縄県内の賃貸物件の2017年賃料動向調査」を発表した。この調査は、今年で20回目。対象は県内の不動産会社17社20店舗。金額には共益費や駐車料は含まれない。

それによると、賃貸住宅は新築、中古ともすべての部屋タイプで前年より上昇した。平均賃料が最も高かったのは、新築(築後1年以内)の3K〜3LDKで、前年比3.5%増の7万9,200円。ただし、この金額は全島の平均なので、本島の新都心周辺で、一番下の《ご参考》のリンクにあるように、新築の3LDKで10万円以下の物件を見つけるのは困難と思われる。

◎その他の間取りは、次のとおり。カッコ内は前年。
  新築2K〜2LDK 67,100円(64,500円)
  新築1R〜1LDK 51,600円(49,300円)
  中古3K〜3LDK 68,300円(66,400円)
  中古2K〜2LDK 56,700円(53,500円)
  中古1R〜1LDK 45,900円(43,200円)

物件の入居率は、石垣市、宮古島市、那覇市と那覇市新都心で、石垣島は99.7%、宮古島は99.5%の高水準。那覇市も98.1%、名護市は94.5%で高水準。

なお、金額は沖縄県内全体の平均なので、地域間格差は激しい。2016年には、一旦、沈静化する傾向にあった(「家賃がお安くなりました」 ⇒ コチラから)が、沈静化したのは2016年だけで、再び上昇トレンドに入った。

《ご参考》以前、平成28年4月現在の賃貸物件をまとめたものは、⇒ コチラから

このページは、おきぎん経済研究所の「沖縄県内の賃貸物件の2017年賃料動向調査」をもとに作成。


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背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。