ペットを飼う方にお知らせ


今、沖縄は、梅雨の季節を迎えている。そしてこれから夏〜秋にかけて、ハブの行動が活発になる。沖縄のハブは冬眠しないので年中、活動しているが、冬の間は動きが鈍くなるだけで、暖かくなると盛んに動き出すのだ。

さて、沖縄では、犬や猫はハブに噛まれても大丈夫という誤った考えがあるという。私も以前、サークルの方からそう聞いたことがある。誰が言い出したのか分からないのだが、これは間違いである。犬や猫は体の小さい分、毒の回りも早く、人間にとって脅威なように犬、猫にも大きな脅威となる。ゆいの島動物病院の伊藤院長は、犬や猫もハブは苦手で、噛まれたら命が危ないので、噛まれたことが分かったら、すぐ病院へ連れてゆかねばならないと語っておられる。

犬は散歩中、草むらに頭を突っ込んで噛まれることがあり、猫は外から帰ったときに噛まれたことが分かることが多いという。前述の伊藤院長の話では
(1)ショック状態になり死ぬ
(2)ショックは起こさないが、数日かけて肝臓が悪くなり重症化、死ぬ場合も
(3)噛まれた箇所が一時壊死するが完治する
の3パターンに分かれるという。犬、猫用の血清は無く、重症化した際は人間用の血清を使う場合があるが、治療費が高額になることはさておき、ショック状態では血清が間に合わないケースもあるそうだ。

沖縄でペットを飼おうと思っている皆さん。予防には、猫は室内で育て、外に出さないこと。犬は飼い主と一緒に散歩させ、単独で行動させないことに注意しよう。

 ◎このサイトで、ハブ関連は、
  「ハブのいない島」⇒こちらから
  「ハブとマングースの決闘」⇒こちらから


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背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。