読谷村が村人口 日本一に


「沖縄県読谷村」、沖縄県以外の人で、この村名を正確に読める人は、相当、沖縄通に違いない。正解は「よみたんそん」。私が初めてこの村名を目にしたのは、昭和47年の本土復帰の年。私の勤める会社に読谷高校の新卒者が三名、琉球政府発行のパスポートを持って入社してきた。「読谷」が「よみたに」なら不思議ではないが、「よみたん」だった。

その読谷村では、今年1月1日、全国で最も人口の多い村になった。これまで一位だった岩手県滝沢村が、1日付けで市制に移行したため、二位の読谷村が繰り上がった。読谷村の人口は、平成25年10月末現在で40,680人。昭和45年の人口が21,400人だったので、44年で倍近くになった。




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なお、沖縄では読谷村のように、「村」は「むら」ではなく「そん」と読む。東日本出身の私には何か違和感があるが、沖縄をはじめ西日本のごく一部の県では、「そん」と読ませる。「町」は関東や九州の一部では「まち」だが、それ以外は、「ちょう」が多い。沖縄県の「町」はすべて「ちょう」と読む。平成の大合併で、町や村の数はかなり減ったが、沖縄県では11町19村が残っており、村の数は、長野県、北海道に次いで全国三番目に多い。

《ご参考》読谷村---沖縄本島中部の西海岸に面しており、嘉手納町、恩納村に接している。沖縄市にも接しているが、境が米軍基地内のため、直接行くことができない。戦前まで読谷山村(ゆんたんざむら)だった。「読谷山」が、どうして「ゆたんざ」と読むのか不思議でならない。村内には世界遺産の座喜味城址、残波岬灯台、大河ドラマ「琉球の風」の撮影に使われた オープンセット「むら咲きむら」がある。村出身の著名人は(いずれも敬称略)、初代沖縄県知事の屋良朝苗、kiroroのメンバー玉城千春と金城綾乃、盲目のテノール歌手、新垣勉らがいる(Wikipediaより)。

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