飲んでも乗るよ、乗っても飲むよ!


沖縄県は飲酒運転の事故が、20年以上連続で全国一だったということは、このサイトの ⇒「車の運転」でご紹介したが、平成25年1〜6月の交通事故に占める飲酒がらみの件数が新聞に発表された。

結果は、想像したとおり沖縄県が全国ワースト1だった。人身事故に占める飲酒がらみの事故件数は、沖縄県は全国平均の2.5倍。そして、死亡事故に占める飲酒がらみの事故の割合は、なんと全国平均の3倍。こちらで暮らして感じることは、人々が飲酒運転に対して、あまりにも寛容なことである。「今日は車で来ていますので、お酒は・・・」と言うと、「ちょっとぐらいなら大丈夫だよ」と言われたことが幾度もあった。昼にバーベキューをしたときは、「昼間は検問しないから大丈夫サー」と、人に言いながら自分に言い聞かせているような人もいた。捕まらなければ飲酒してもいいという考えに問題があるのだけれど、沖縄県の飲酒運転ワースト1は、意識の大幅な転換がなければ、この先も永遠に、永久に続くだろう。

《追記》平成26年の集計結果が発表された。それによると、沖縄県内の飲酒運転検挙率は全国平均の4.4倍で、2位の島根県と比べても約2倍というから、ダントツのワースト1。また、人身事故に占める飲酒がらみの事故件数も全国平均の約2.4倍で、25年連続ワースト1が確定した。また、飲酒がらみの死亡事故は、何と全国平均の約4倍で、統計を取り始めて以来の過去最高というか、最低というか、つまり最悪を記録したそうだ(データは琉球新報より)。

《追記》 毎年、同じことを書いている気がするが、平成27年の飲酒運転検挙件数が発表になった。それによると検挙数は1,695件で全国ワースト1。全国平均の3倍だとか。1,000人あたりの検挙率は1.17で、全国平均の0.2の何と6倍。昨年が4.4倍だったので、自慢できることではないが、記録を更新した。 (--、) 沖縄県警によると、沖縄の飲酒で検挙された人の特徴は、アルコール量が基準値を大幅に上回ることが多いそうだ(データは琉球新報より)。

《追記》
ダイヤモンド社が、最新の飲酒運転の多い都道府県ランキング【完全版】を発表した。それによると、沖縄県が全国ワーストワンなのは変わりないが、検挙件数の2,356件は、1,000人当たりの検挙件数にすると、2015年の1.17から1.63へと大幅に記録を更新し、たった4年で4割も増えたことである。これは、2位の茨城県(0.77)をダブルスコアで引き離している。 3位の千葉県(0.43)の4倍というから驚きである。ご参考までに47位の東京(0.06)の27倍。沖縄では公共交通網が未発達というのは、何の言い訳にもならないことは承知しているが、全国では、ここ12年間に飲酒事故は7割も減っているというのにねェ…。

毎年、同じことを書いているので、飲酒運転の《追記》は、今回で終わり!。


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