職務怠慢?


県の中部に「うるま市」がある。平成17年4月に具志川市、石川市、勝連町、与那城町の2市、2町が合併してできた。市役所は、旧具志川市役所の建物を使っている。所用があって出かけたとき、市役所の目の前にバス停があった。それが、この写真である。背景はうるま市役所。

バス停

撮影日は平成25年5月、合併から8年経ってもバス停の名称は、そのまんま・・・。この役所の人たちは、知っているのに自分の担当ではないからと、見て見ぬフリなのか、それとも関心がないのか?。役所の人も、どうかと思うが、バス会社も、気がつかないはずはないのにね。市の名称が変わったのはバス会社のせいではないが、細かいことは気にしないのか、仕事が雑なのか、何事にも無関心なんだねェ〜。このような人たちを、本州の中部以西では「ひ〜くれ、はらへり」と言う。m(__)m  

《ご参考》ひ〜くれ、はらへり---意味は、日暮れになって腹が減るように一日を目的もなく、ボーっと過ごすさまを言う。漢字で書くと「日暮れ腹減り」。チコちゃんから「ボーっと生きてんじゃねえよ」と言われるかもしれない。 (^-^)

《追記》あれから1年3ヶ月、久々に「うるま市役所」を訊ねた。バス停の表示は変わっていなかったが、現在の市役所の東で何やら大規模な建築工事が行われていた。役所の人に聞いたら、新市庁舎を建設中だとか。その前にやることが、あるでしょ。いつやるの?って、「今でしょ」。



職務怠慢 Part2


続いて、市職員の職務怠慢の一節。
以前、このサイトの「いいかげんな不動産屋」(読まれる方は ⇒ コチラから)のページで『こちらに住んでみて感じたことだが、いいかげんな仕事しか出来ないのは、不動産屋だけに限らず、沖縄県人の "物事を深く考えず、何事もテキトーに生きていこう" という県民性というか人生観に原因があるようだ。細かいことや過ぎたことは気にしない、決められた時間は守らない、約束事も守ろうとしない、仕事も雑で信用できない人が、やたら目に付くのだ。』と書いたが、またしても、これを証明するようなお話である。なお、あらかじめ申し上げておくが、この話は、真面目に仕事をしておられる人のことではない。

私の所属するスポーツサークルは、市の施設を借りて練習をしている。毎週○曜日の◎時からと決めて、指定された日に予約申し込みをしている。予約が完了すると、全員に月間予定表を紙に印刷して渡しているので、皆、その日には練習があると思って競技場に集まってくる。

昨日、競技場に行ったら、いつもは、それほど人は多くないのに、ずいぶん大勢、人がいる。メンバーに「今日は何かあるの?」と聞いたら、その日は大会があって施設が使えないというのだ。つまり、市の予約係りが、すでに公式行事の大会が入っているのに予約を受けてしまったという。俗にいうダブルブッキングというやつだ。私が「人間がやることなので間違いもあるさぁ〜」と言ったら、これが初めてではなく、隣接の他のスポーツ施設でも、ときどきあるそうだ。市役所側は、その都度、「いやぁ、学生行事は断れなくてねぇ〜」とか、「誰が受けたのかなあ?」ととぼけたり、「受けた者が週を間違えたんだ」、「新人が受けたから慣れてなくて・・・」と言い訳し、笑って済ませるのだとか。公式な大会が、あとから割り込む訳がないので、はじめから、その日の受付をストップしておけば間違えないのに・・・。

「じゃあ、来週ね」と言って帰ろうとしたら、その次の練習日も予約がダブっており、我々のサークルは使えないのだそうだ。こんなことを書くとクレーマーみたいでWeb upしたくなかったが、やっぱり職務怠慢だァ〜!



職務怠慢 Part3(官公職三話)


南部水道企業団

あら捜しをしているわけではないが、また、おかしな事案が発生した。
それは、南風原町と八重瀬町の水道事業を担っている「南部水道企業団」で、男性職員3人に対し、規則で定める昇給額を超えた引き上げを行ったことが琉球新報の取材で分かったというのだ。2年前の7月に南風原町が問題視し指摘していた。今春闘でも、ベア0という企業もあるなか、昇給金額は4年間で84,600〜103,500円という通常では考えられない上昇額である。
さらに、この昇給とは別に、規則にない昇給(計12,295〜57,294円)を繰り返していたことも分かった。年額にすると、その12倍となる。 なぜ、そういう昇給や不可解な優遇を行ったのかという問いに対し、同企業団は「個人情報なので言えない」そうだ。これは、完全に「お手盛り」だ。


この企業団は、地方自治法上の地方公共団体なので、公務員と同様、職務(役職)と号給の組み合わせで給与が決定される。翌日の新聞には、辞令も交付せず昇給させていた実態も判明した。企業団という一般の人の目に届きにくいことを隠れ蓑に、何の根拠もない こんな恣意的な昇給をしていては、水道料金を支払っている利用者は納得しないだろう(この稿は、琉球新報の記事に管理人の私見を加えて作成、写真は沖縄タイムスより)。

なお、平成29年3月1日付け琉球新報によると、お手盛りを受けていた50才代の職員は、平成29年度から、この企業団の企業長に選任する案が議会に提出されていたが、今回のお手盛り昇給が明るみになったことを受け、昇進の人事案は撤回されたそうだ。しかし、沖縄では、とある団体の局長クラスが不祥事を起こし "ヒラ" に降格されたが、1年で局長に復職した例がある。ほとぼりが覚めたころに… なんてことにならないかねぇ。

その後に判明したことだが、この企業団は職員の採用に当たって試験を行わず、コネで採用を決めていたことも分かった。コネとは、南風原町か八重瀬町からの推薦があればOKというのもの。今まで推薦があって落ちた人は一人もいないそうだ。平成15年には、南風原町長の娘婿が、試験なしで採用されていた。沖縄では公務員の人気が高い。公務員になるための専門学校もある。以前もこのサイトに書いたが、私のボランティア先でアルバイトや嘱託で働きながら、公務員になるために何年も就職浪人をしている大卒者を何人も見たが、採用数が少ないので、なかなか実現できないという現状だ。知り合いの公務員OBの方は「沖縄では、地縁、血縁、コネだよ」と言っていた。そのとおりだった。

《追記》
次々に明るみになる南部水道企業団の実態は、沖縄市観光協会にも飛び火した。平成29年3月2日付け琉球新報によると、同協会は一男性職員に対し、570万円を仮払いという名目で貸し付けていたことが明るみになった。こんな貸し付けは、規定にはないものだった。沖縄市監査委員会は「私的流用の疑念がある」と指摘した。さらに、同協会では、給与規定にない住宅手当を支給していた。これは闇(ヤミ)手当だ。この協会も私物化がはなはだしい。市の監査委員会は「不適切な処理」と表現したが、あまりにも無責任すぎるよ。こういう外郭団体は、幹部OBの天下り先になるケースがよくある。そうなるとやりたい放題だねぇ。沖縄市では、どうなのか承知していないけれど…

《またまた追記》
政治家先生や公務員が視察のついでに観光もしていた、なんてのはよくある話なので、そう目くじら立てる程のことではないのだが、糸満市議会議員の北海道視察は目に余るものがある。平成29年3月16日、糸満市で行政視察調査特別委員会が開かれ、その内容が明らかになった。

平成24年6月、同市の市議8名が北海道網走市に公費出張したが、そのうち4名が市内視察の予定時間にゴルフをした。さらに4名中、2名は、その翌日もゴルフをしていた(その内、少なくとも一人は、ゴルフバッグを持参したことを正直?に供述した)。ゴルフをしなかった議員は、網走監獄や知床半島の遊覧船に乗るなど、観光と思われる視察をしていたというもの。予定では市内視察となっていたが、行き先は決めてなかったという。最初からどこに行くか決めていない視察なんてのがあるわけがないと思うんだけど…。ゴルフをした議員は「網走市議も一緒にプレーしたのだから交流として一定の成果があった」と言っているという。反省の気配もないねぇ。これが当たり前だと思っている連中は、職務怠慢だったとは思っていないだろうなぁ。ホテルパック代や日当(1日3,000円)などは議会調査研究事業費名目で支払われた。参加した議員の先生方、ゴルフのプレイ代は経費で落としてないとは思うけれど、せめて視察費一人当たり14万8,830円ぐらいは返しなさいよ (琉球新報を読んで作成)。

NEW 《さらに追記》
この糸満市議の行政視察にゴルフをしていた件で、後日談が新聞に掲載されたのでご紹介しょう。
この出張から6年も経った先日、ゴルフをしていた4名に市長が返還請求をしたそうだ。4日間のうち3日間も視察に参加しなかった1名は旅費の全額14万8,830円、2日間ゴルフをした2名は日当の半額の3千円と交通費の一部4,960円、1日ゴルフに参加した1名には、日当の半額1,500円と交通費の一部2,700円を返納したという。6年も経ってから請求する方もどうかと思うが、これだけ新聞などで所業を暴露されても請求されなければ返さないという市議も、どういう方たちなんだろうねぇ。

◎「いいかげんな不動産屋」のページは ⇒ コチラから

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