沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
2019年10月31日未明、首里城が火災に見舞われ、正殿、北殿、南殿などが全焼しました。詳しくは ⇒ コチラから。
はじめて守礼門に来たのは、昭和40年代の後半のこと。その後、昭和60年代にかけて何度も沖縄観光に来たが、団体で来たときは、必ずと言っていいほど守礼門を訪れた。そして、門をバックにして記念撮影後、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)を見て、弁財天堂と円覚寺の辺りを見て回って那覇の市内観光はオシマイだった。そのときは、那覇市は泊まるホテルがあるだけで、牧志の市場以外、見るところがないのだなあと思っていた。首里城が復元されたのは、平成4年のこと。復元したばかりの首里城は、朱の塗料が いかにも新しくて光り輝き、守礼門と比べると、大変きらびやかだったので、違和感を覚えたものだった。20年以上 経った今は、色も適度に退色し、落ち着きを見せ周囲の景色となじんできたような感じがする(折角、なじんできたのに、平成30年11月、2年3ヵ月をかけて塗り直したので、また、元の輝きを復活した。首里城の塗装は天然の漆を使用しているそうなので紫外線に弱く、建物を保護するためだそうだ)。
ところで、驚きの事実があった。首里城が世界遺産だと思っている人は多いと思うが、実は、復元された首里城は世界遺産ではないというのだ。首里城は、復元から8年後の平成12年12月、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されたが、登録は「首里城"跡"(しゅりじょう"あと")」であり、復元された建物や城壁は世界遺産ではない。では、何が登録されたのかというと、復元された本殿の床の一部がガラス張りになっているが、その下の遺構(戦災で残った石積み)部分ということだそうだ。聞いてビックリした。もちろん、私も知らなかったが、前回、友人と来たとき、首里城のガイドさんが教えてくれた。では、首里城について、簡単にご説明する。
首里城は、琉球王国の居城として15世紀から廃藩置県まで約500年にわたり琉球王国を統治し、沖縄の政治経済・文化の中心地であった。同時に、各地に配置された神女(しんじょ)たちを通じて王国祭祀(さいし)を運営する宗教上のネットワークの拠点でもあった。首里城とその周辺では芸能・音楽が盛んに演じられ、美術・工芸の専門家が数多く活躍していた。
首里城は沖縄戦を含め4度焼失し、戦後、跡地は琉球大学のキャンパスとなったが、大学移転後、復元事業が推進され現在に至っている。復元された首里城は、18世紀以降をモデルとしている(以上、HP「那覇市ナビ」より)。
城跡の碑 | 北に位置する久慶門 |
黄金の装飾がある玉座 | 本殿内の庭園も復元中だった |
石垣の外「上の毛(いーぬもう)」にある三角点、 歩き回って見つけた。毛は広場のこと。 |
首里城「新春の宴」(1月)旗頭の演舞 |
首里城「新春の宴」棒術演舞 | 琉球王朝祭(11月) 出発の様子 |
では、世界遺産に登録された首里城をご紹介する。床がガラス張りになっていて、下を覗きこむと、そこにある。世界遺産の「首里城跡」とは、戦争でも破壊されることなく、今も残っている遺構のことである。
首里城の有料施設の入場料は、大人820円。開館時間は8:30。閉館時間は、12〜3月は18:00まで。7〜9月は20:00まで。それ以外は19:00までと季節により異なる。休館日は7月の第1水曜日とその翌日。首里城正殿内はもちろん、首里杜館のレストラン、売店も休みとなる。駐車場にも入れない。なお、首里城公園駐車場は1回320円だが、周辺の民間駐車場はたくさんあり、料金はマチマチ。1時間300円もあれば、20分、30分単位の無人コインパーキングもある。民間駐車場は、首里城休館日でも営業している。なお、城内の有料区域内は、ガイドさんが無料で案内してくれる。1日6回、定員は15名で先着順。詳しくは、⇒ コチラから。(以上、料金は平成28年1月現在)。
首里城正殿 |
守礼門 | 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん) |
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