「チンダラカヌシャマヨ」って、どいういう意味?


♪ サー 君は野中の茨(いばら)の花か
サーユイユイ
暮れて帰れば ヤレホンニ 引き止める
マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ ♪

誰かに教えてもらったわけではないが、安里屋(あさとや)ユンタ(星克作詞、宮良長包作曲)は小さいころから知っていた。戦後の長い期間、ヤマトゥグチ(大和言葉)で歌われた沖縄民謡ということで、本土で大流行していたからである。沖縄の歌と言うことも、独特な節回しなので分かっていた。それと「ユイユイ」とか「マタハーリヌ、チンダラカヌシャマヨ」の部分が特に印象的だったが、その意味は全く理解していなかった。こちらに来て、私の所属するサークルの会長と会食中に方言の話題となり、「チンダラカヌシャマヨ」の意味は知っているかと訪ねられた。「死んだら神様よ、ではないですよねぇ」と答えたら、「本土の人は、皆、そう言うよ」と笑いながら意味を教えてくれた。

安里屋ユンタは、八重山の古謡(民謡)で、読みは「あさや」または「あさや」。「マタハーリヌ」は お囃子みたいなもので意味はなく、「チンダラカヌシャマヨ」は、もちろん「死んだら神様よ」ではなく、「可愛い美しい人よ」だと教えてくれた。本土で流行った この歌の歌詞は、八重山民謡の もともとの歌詞とは全く違う。もともとの この歌の謂れは、Wikipediaによれば、次のとおりである。
「琉球王国時代の竹富島に実在した絶世の美女・安里屋クヤマ(1722年 - 1799年)に、王府より八重山に派遣され目差主(みざししゅ:下級役人)が一目惚れするが、あえなく振られてしまう。クヤマに振られた目差主が「ならば、お前より美しい娘を見つけて嫁にする」と言って、他の女を妻にして郷里に帰る過程を歌にしたもので、娯楽の少ない時代、クヤマに袖にされたお役人を題材に面白おかしく歌ったもの」だった。
ユンタは「結い歌」のことで、「結い」は共同作業の意味、つまり、結い歌とは労働歌のこと。八重山で労働の際に男女が掛け合いで交互に歌われた。
実際は1番から23番まであるそうだが、3番までの元の歌詞を紹介すると
1.サァ 安里屋ぬ クヤマによ
   サァユイユイ
   あん美(ちゅ)らさ うん生(ま)りばしよ
   マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ
 2.サァ 目差主(みざししゅ)ぬ 請(く)ゆだらよ
   サァユイユイ
   あたろ親(や)ぬ 望(ぬず)むたよ
   マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ
 3.サァ 目差主や 我(ば)なんばよ
   サァユイユイ
   あたろ親(や)や 此(く)りゃおいすよ
   マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ

  3番までを意訳すると、次のような意味。
   安里屋のクヤマは、素敵な美人に生れたことよ
   目差主に見染められ、村の親に当たる村長(与人)にも 望まれたよ
   私は目差主は嫌だよ。村長のところにご奉公させて

歌と意味はHP「レポート&コラム」から 。その後、クヤマは、希望どおり村長の妻となって、村一番の一等地に三反二畝の土地を与えられたそうだ。王府から派遣された目差主を振って、島の村長と結ばれてメデタシ、メデタシ。

那覇空港と首里を結ぶ「ゆいレール」の車内でも、「安里駅」到着時のメロディーに使われている(⇒コチラから)。なお、OkWAVEのQ&Aでは、マタハーリヌは、インドネシア語で太陽の意味だとあった。また、インドネシアのバリ島にはマタハリという名のデパートがあるが、この歌とインドネシアが関係あるかどうかは分からない。



安里屋ユンタ
画像は、「you tube」より


この歌の歌詞と意味を、詳しくお知りになりたい方は⇒こちらから。ご覧下さい。
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◎このサイトの沖縄の歌関連は
 ・「芭蕉布」歌詞の意味 ⇒ コチラから
 ・「ハイサイおじさん」 ⇒ コチラから

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