卒業式にお菓子の首飾り
お菓子の首飾りに埋まる女子高生
今年も、沖縄では3月1日、高校の卒業式が行われる。沖縄の卒業式によく見られる光景が二つある。
1つ目は、卒業生に贈る〝お菓子の首飾り(レイ)〟である。
お菓子の首飾り(レイ)とは…ハワイで歓迎されるときに、首から吊り下げる花輪。その花輪が、お菓子でできている。チョコやアメ、うまい棒などを透明な筒状の袋に入れて輪にしている。
この慣習は、実は、沖縄ならではのお祝いスタイルなのである。
卒業式に花束は昔からあったが、いつの頃からか、卒業式が終わると、体育館から出てくる卒業生を下級生らが待ち構えていて、お目当ての先輩に群がって、お菓子の首飾りをかけるのである。顔が隠れ位ぐらいたくさんもらえる子と、何も貰えない子に分かれる。学校側は、教育上、好ましくないと、プレゼントの持ち込みは禁止しているのだが、効果はない。なかには、我が子の首にかけてあげようとお母さんが待ち構えていることもある。写真は、某県立高校の卒業式のワンカットである。以前は高校の卒業式だけに見られたが、最近は小中学校でも見られるそうだ。
なお、2023年には、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ&カレーのルーのセットレイ、ゼリー、果物、クロワッサン、蒸しパン、たい焼きの変わり種レイも登場した。販売店では、レイの大きさに合わせたパンを焼くなど手間がかかったが、人が見て喜ばれるものを作りたかったという。
スーパーではお菓子の首飾りを販売
写真は、デイリーポータルさんからお借りした。
もう一つの沖縄ならではの卒業式風景が、中学生のメリケン粉投げである。詳しくは ⇒ コチラから。