芸術的なかき氷


芸術的な「かき氷」を出してくれる店がある。何がアートなのか、その作品を見ていただきたい。


沖縄のぜんざい 沖縄のぜんざい


これは何でしょうと?と本土の皆さんにお尋ねすると、たいていの方が「かき氷?」とお答えになるだろう。実は、この商品、沖縄では「かき氷」とは言わず「ぜんざい」という。

「ぜんざい」というと、本土ではお餅入りの小豆を砂糖で甘く煮る。温かいので、普通は冬場に食べられることが多いと思うが、沖縄で「ぜんざい」というと黒糖などで煮た豆(金時豆や緑豆で小豆ではない)と煮汁を冷やして、その上にカキ氷と白玉などをのせる。冷たいスイーツなので、夏のメニューである(店によっては夏に限らず、通年メニューとしているところも少なくない)。

上の写真の商品を出してくれるのは、沖縄市泡瀬の「米八(こめはち)そば」。この店のメインは「沖縄そば」なのだが、サイドメニューに「ぜんざい」がある。私と同伴者は「沖縄そば」ではなく、はじめから「ぜんざい」というか、「かき氷」を目的で店に行った。そして、「ぜんざい」を頼んで、「かき氷」の部分は、違う種類でお願いしますと頼んだら、上の写真の「ぜんざい」が出てきたのである。私たちは2人で行ったが、10人行っても違う種類が出せるそうだ。写真の左は「愛の鳩」、右は「オスプレイ」。マスト(ローターにつながる垂直軸)の部分は、スプーンが立っている。

沖縄では、「ぜんざい」のことを「あまがし」という人もいる。この両者は、実際には微妙に違う。「あまがし」は、押し麦と緑豆を黒砂糖で煮込んだもので見た目はお粥に見える。「ぜんざい」は主に金時豆を黒糖で煮込んだもので、豆のカタチが無くなるまで煮詰めない。どちらもスーパーに行けば、レトルトパックに入れて売っている。 メーカーはどちらも「オキハム(沖縄ハム)」である。

もし、家探しなどで沖縄市に立ち寄ることがあったら、この店を探してご賞味を。沖縄そばを食べたデザートに「ぜんざい」を。私たちが行った「米八」は通年メニューなので、年中メニューにある。上の写真以外の、どのデザインでも350円(2020年1月現在)。住所は、沖縄市泡瀬5-29-6 、木曜定休。


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背景の「八重山ミンサー織」は、主に石垣島と竹富島で生産される織物です。最大の特徴は、五つと四つの絣に「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という、女性から男性への想いが込められていることです。詳しくは ⇒ コチラから