八重山ミンサー織とは?


ミンサー織


八重山ミンサー織とは、素材が木綿で、もともとは、藍一色の「ミンサーフ(ウ)」という帯のことをいいました。 名前の起こりは、「ミンサー工芸館」さんのHPによると、綿(ミン)のせまい帯(サー)からきたといわれています。主に石垣島と竹富島でのみ生産される織物です。

古来は八重山地方では、男性に求婚された女性が、その返事代わりに幅の狭い織物を織り、愛する男性に贈るという習慣があり、近年まで竹富島に、この帯としてあったものが今日の「八重山ミンサー」の原型だといわれています。藍を何度も重ねて染めることから、「愛を重ねて」という意味も含まれるのだとか(上の写真はミンサー工芸館さんより)。

現在では、沖縄の伝統的な帯などのほかに、バッグや財布、衣服などインテリアにも使用されており、Wikipediaによれば、紅白歌合戦で、石垣島出身の歌手・夏川りみさんが、ミンサー柄の衣装をまとって『涙そうそう』を歌いました(映像をご覧になる方は、下の画像をクリックしてください。音が出ますので、深夜早朝時は音量にご注意ください。You tubeより)。



夏川りみ

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