最古の首里城写真を初公開


首里城は2019年10月31日に正殿などが焼失し、現在、再建計画が進行中だが、現存する最古の首里城の写真を沖縄県立図書館が保有している。

その県立図書館は、所有している写真をウェブサイトで公開した。この写真は、フランス人が1877年に撮影したもの。現存が確認されている最古の首里城正殿の写真と言われている。また、同図書館のデジタル書庫のデータは、誰でも取得可能で、原版所有者の情報を表示することを条件に出版物などでも自由に活用できるとしている。ただし、今回公開されたデータは、原版より解像度を落としている。

なお、2021年9月9日現在、同館は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い臨時休館しているが、休館が解除された後には、原版に近い解像度でCDに収録した3枚の写真データを館内のパソコンで閲覧できるようになり、正殿などのデータを印刷したA3サイズの写真も閲覧できる。

公開された写真は、フランスの巡洋艦で1877年に那覇港へ寄港した海軍少尉(後に中尉に昇進)のジュール・ルヴェルテガ(1850~1912)が撮影した。同巡洋艦のアンリ・リウニエ艦長のひ孫で、フランス海軍史研究家のエルヴェ・ベルナール氏が現在、写真を所有している(以上、琉球新報より)。
下の写真は正殿(上)と瑞泉門(Courtesy of Mr. Hervé Bernard, France 沖縄県立図書館デジタル書庫より)。



首里城正殿

(ご参考)2019年の焼失前 正殿

首里城瑞泉門

(ご参考)2014年の瑞泉門 首里城瑞泉門



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