セイシカ(聖紫花)の花が咲く


セイシカ
セイシカが満開になったとニュースで報道された(RBCテレビより)


今回は、日本では石垣島と西表(いりおもて)島でしか見られない「セイシカ」の花をご紹介します。

本土では桜の花が開花し始める頃、石垣島で「セイシカ」が満開になります。写真はRBCニュースが石垣島のバンナ公園でセイシカが満開となったと報道したものです。この植物は、絶滅危惧種に指定されているツツジ科の植物で、漢字だと「聖紫花」と書きます。

人目につかない山奥に自生し、花が咲くのは2月ごろですが、満開になるのは3月から4月にかけてで、薄紫色の花がひっそりと咲きます。セイシカは、自然界ではめったにお目にかからないので、別名「幻の花」とも呼ばれています。

私は数年前、西表島の浦内川で船上から見たのを、今回のニュースで思い出しました。そのときの写真は、花が小さくて確認しずらいので、今回のニュースの写真をご紹介します。八重山地方ではセイシカが咲くと25℃を超える夏日が多くなり、一気に夏へ向け、暖かくなりはじめます。

なお、Wikipediaによれば、セイシカの花は世界では、中国(中南部)と台湾にも分布しているそうです。



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