沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
デパートやスーパーの「お歳暮ギフトコーナー」は、普通11月頃から設置される。これは、沖縄でも本土と同じ風景が見られる。しかし、沖縄で「お歳暮商戦」が本格的に始まるのはクリスマスが終わってからという。そして驚いたことは、歳暮のピークはお正月三が日なのである。
つまり、買うのは年末でも、届けるのは年が明けてからというわけだ。沖縄では、年始の挨拶に持参するのが「お歳暮」なのである。そして、島内に住んでいる人は、「お歳暮」は必ず直接手渡ししなければならないという暗黙の了解が存在している。近隣に住んでいるのに宅配便で送るのは、とんでもないそうだ。そんなことをしたら親戚中から白い目で見られるのだとか(ただしコロナ禍の昨今は状況が変わるかもしれない)。
本土では、年始の挨拶に持参する品の「のし」は、「お年賀」のはず。しかし、沖縄では「のし」は、お正月でも「お歳暮」。何故なのか、私の所属するサークルの年配の方に聞いてみた。答えは「さぁ~、昔からの風習だから、不思議に思ったことはないねぇ」だった。
また、正月三が日を過ぎても「お歳暮ギフト」を置いている店もある。売れ残った物をセールで売っているわけではない。その理由は、糸満市などのように、旧正月を祝う地域や家もあるからだ。
送る品物についても、本土とは大きく異なる。沖縄で一番大きなスーパーサンエーの調べでは、
1位 コメ 沖縄では、昔はコメが貴重品だったころの名残りか?
2位 シーチキン 沖縄は全国平均の5倍という日本一の消費量。普段から箱で買う人が多い。
ただし、沖縄の皆さんはツナとは言わない。必ずシーチキンという。
3位 ポーク缶 これも沖縄を代表する食品のひとつ。「チューリップ社」と「スパム社」が競い合っている。
いずれも下の写真のように贈答専用の箱入り。
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背景の「八重山ミンサー織」は、主に石垣島と竹富島で生産される織物です。最大の特徴は、五つと四つの絣に「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という、女性から男性への想いが込められていることです。詳しくは ⇒ コチラから。