沖縄県人はパパイヤをおかずにする?


パパイヤ


パパイヤと言えば高級フルーツのひとつと思っていた。

ところが、沖縄ではパパイヤはスーパーや道の駅の野菜コーナーで売られているほか、民家の庭にも、公園にも街路樹にしているところもあるくらいで、街を歩けばよく目にする。 なぜなら、パパイヤは、本土ではフルーツとして食べるイメージが強いのだが、沖縄では“おかずの1品”として食卓にのぼるポピュラーな野菜なのである。木に実るので、分類的にパパイヤは果物のはずだが、沖縄では調理用として、熟す前の「青いパパイヤ」を野菜として扱っている。

料理のバリエーションは豊富で、イリチー(細かく切ったパパイヤにだし汁を加えて炒める)、チャンプル、豚肉炒め、サラダ、トマト煮、ピザ、マーボパパイヤ、天ぷら、かき揚げ、五目煮、鍋物、ソーキ汁、キッパン(砂糖と煮詰め、砂糖の衣で覆う菓子、チッパンともいう)、きんぴら、サラダ、漬け物などなどレシピの数は多い。

高級な果物を何故、青いうちに収穫して野菜にするのか疑問だったのだが、農協にお勤めの方が教えてくれた。「農協で果物として扱うパパイヤは、街なかに植わっているパパイヤとは品種が違います。あくまで果物として育てる品種ですから、民家の軒先で完熟にしたパパイヤのような臭みはありません。果物のパパイヤにも匂いはありますが、いい香りですよ。もちろん味も違います」 同じパパイヤでも、野菜用と果物用は違うようだ。上の写真は、青いパパイヤとして出荷される野菜農園。街角や公園に植わっているもので、こんなに実っているのは見たことがない。

別ページの「パパイヤは果物か野菜か?」詳しくは ⇒ コチラから



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