カーチベーって何?


本土で梅雨入りするのは6月に入ってからだが、 沖縄では、それより1ヵ月ほど早い。平年では5月9日ころ梅雨入りし、6月23日ころに梅雨明けとなる。過去にはゴールデンウイーク前の4月20日に梅雨入りし、6月10日には梅雨が明けてしまったこともあった。

そして、6月に入ると梅雨前線の活動が活発になって強い雨が降ることも多くなり、下旬には湿気を帯びた南~南西のかなり強い風が吹く。沖縄ではこの風を「カーチーベー」という。漢字だと「夏至南風」と書く。ちょうど夏至のころに南から風が吹くので、文字も意味もそのままである。

ただし、同じ沖縄でも地方によって呼び方が異なり、宮古・八重山諸島では「カーチーバイ」ともいう(沖縄気象台HPなどより)。

余談だが、沖縄県出身のイラストレーター、与儀勝之(よぎ まさゆき)さんのグッズブランドショップは、 沖縄の彩りや風を感じてほしいと「夏至南風(カーチベー)」という名がついている。与儀さんの夏の到来を思わせる清々しい作品を、作者のHPからご紹介しよう。



与儀勝之さんの作品


与儀さんの作品は、沖縄市の「アートギャラリーsoranoe(そらのえ)」で常設展示をしている。興味のある方は、 与儀勝之でご検索を。



ナビゲーションはトップページにあります。 ⇒  TOPページへ

背景の「八重山ミンサー織」は、主に石垣島と竹富島で生産される織物です。最大の特徴は、五つと四つの絣に「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という、女性から男性への想いが込められていることです。詳しくは ⇒ コチラから