沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
那覇市安里の栄町市場を歩いていて偶然見つけた。昼でも薄暗い路地に「沖縄県〔女師・一高女〕同窓会、ひめゆり同窓会館」の文字の入った看板があった。目を疑った。こんなところに「ひめゆり学徒隊」の関連施設があるとは…。驚きだった。失礼ながら、周りは、およそ学校とは似つかわしくない場所だったからである。
調べてみたら、実は、ここ栄町一帯は、戦前、ひめゆり学徒隊の母校である「沖縄師範学校女子部(女師)」や「県立第一高等女学校(一高女)」があった場所だという。戦後は焼け野原になって米軍の資材集積所などに使われ、その後、市場となっていた土地を一部取り戻し、1967(昭和42)年に、平和記念財団がひめゆり同窓会を建てた。1~2階は市場の店舗が、3階は同窓生限定の宿泊施設や2014(平成24)年までは財団事務所が入っていたが、2~3階は近年、ほとんど使われていなかったとか。
老朽化が進むなか、同窓生たちの「同窓会館が無くなると、ひめゆりが消える」という危機感もあり、同財団が那覇市の助成を受けて、2階が平和や文化を発信する「ひめゆりピースホール」に、3階が宿泊施設「リリィホステル」に生まれ変わった。 ピースホールは、同窓生が改修前から続けるコーラスの練習場として、月2回ほど使っているほか、平和関連のイベントを中心に一般にも貸し出すという。
場所は栄町市場内だが、まるで迷路のような路地である。もう一度行けと言われても、迷わず行ける自信はないが、ご参考までに道案内をすると、栄町市場南口から入る。突き当りを右へ。最初の曲がり角を左に曲がると上の写真の看板がある。看板の矢印に従って左に行くと、2F ひめゆりピースホール、3F Lily Hostelの案内表示がある。階段を2階へ。帰りは来た道を戻らないと確実に迷子になる。私も地図を持っていたが迷子になった。
・栄町市場について詳しくは ⇒ コチラから。
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背景の「八重山ミンサー織」は、主に石垣島と竹富島で生産される織物です。最大の特徴は、五つと四つの絣に「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という、女性から男性への想いが込められていることです。詳しくは ⇒ コチラから。