沖縄主要ホテルも臨時休業


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新型コロナウイルスの影響で、県内の主要ホテルで臨時休業が相次いでいる。宿泊は政府や県の休業要請に含まれていないが、観光客の激減に県内での感染拡大が追い打ちに。利用客や従業員の安全確保が必要だと判断し、自主判断で休業に踏み切っている。(左の表は、琉球新報webより)。このなかには、タレントの石田純一氏が宿泊したことで休業しているホテルもある。

琉球新報によれば、臨時休業は5月31日までとしているホテルが多いが、「再開は、国や県の状況を見ながら判断する」として感染状況次第としている。沖縄の観光業にとって例年なら書き入れ時のGWの収入が吹き飛び、ホテルの経営は深刻さを増している。夏までに観光客が回復するかも厳しく、学校の臨時休業で、夏休みが削られると繁忙期の夏もこれまでどおりにはいかなくなり、さらに苦境に追い込まれていく。これ以上長引くと廃業する施設が出てくるのではないかと懸念されている。

また、JAL、ANAなど、沖縄に乗り入れている航空会社は、利用者の減少で減便されており、提供座席数は対前年、41.7%減となっている。こんな状況にもかかわらず、GW期間の沖縄発着の航空券には、4/22現在、6万1698人の予約が入っているという(琉球新報)。

この時期、沖縄に来られても、国際通りの店舗は大半のお店がシャッターを下ろしており、第一牧志公設市場も再び閉鎖した。また、美ら海水族館、斎場御嶽、琉球村、ひめゆり資料館、識名園なども休業している(詳しくは ⇒ コチラから) 今の沖縄は、旅行で来られても楽しく観光できる場所は多くない。JALやANAでは、5月17日までの搭乗券は手数料なしでキャンセルできる対応を取っている。どうか…自粛されんことを。


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背景の「首里織」は、首里王府の城下町として栄えた首里において王府の貴族、士族用に作られていたもので、悠々として麗美な織物が織り継がれ、現在に至っています。この作品は、米須幸代さんの「グーシー花織」です。