沖縄のしめ縄


2021年1月2日・4日、写真を追加しました。以下は2017年1月にweb upしたものです。

2017年1月2日、快晴、気温25℃。あまり陽気がいいので首里城まで散歩をしてきた。数は少ないが、しめ縄を飾っている会社や個人の家があった。私が住んでいた本土の地域とは形の違う しめ縄が見られたのでケータイで写真を撮ってきた。

本土では、会社や商店はもちろん、個人の住宅でも玄関にしめ縄を飾る家が多いが、沖縄では飾らないところが多いようだ。今回は、2時間半ほど歩いたが、しめ縄を飾っている会社、商店、住宅は30軒ほどだった。特に個人の住宅ではめったに見られず、個人の住宅でしめ縄を飾っている家は5軒しかなかった。ただし、門から玄関まで離れている大きなお屋敷ではケータイのズームでは届かず、また勝手に門を開けて入るわけにはいかないので撮影できなかった。なお、首里城内も見て回ったが、どの門にも、どの建物にもしめ縄はなかった。

しめ縄の起源をWikipediaで調べると、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわど)から出た際、二度と天岩戸に入れないよう、太玉命(ふとだまのみこと)がしめ縄(「尻久米縄」)で戸を塞いだのが起源とされる。形状は、大根締め、ゴボウ締め、輪飾りなど色々な種類の形式がある。大根締めは両端がつぼまり、ゴボウ締めは片側のみが細い。東京を中心にエビの頭部(レプリカ)などが添付されることが多いが、東日本では長さ数十cmほどの細いしめ縄を、直径数cm程度の輪形に結わえて、両端を垂らした簡易型のしめ縄が広く見られる。これは京言葉で「ちょろ」、東京方言などで「輪飾り」、東海地方などで「輪締め」などと呼ばれている。近畿地方では台所の神の前にも飾る。東日本では門松に掛ける(東京周辺など)、玄関先に掛ける、鏡餅に掛けるなど、非常に広く用いられる。一般家庭では、本来のしめ縄の代用とされる場合も多い。

《ご参考》このページでは、「しめ縄」と言っているが、実際に私が撮影したのは「しめ飾り」である。両者の違いは、簡単に言うと、「しめ縄」に縁起物などの飾りを付けたものが「しめ飾り」である。代表的なのが、神様の降臨を表す「紙垂」(かみしで/しで)、清廉潔白を表す「裏白(うらじろ)」、家系を譲って絶やさず子孫繁栄を願う「譲り葉(ゆずりは)」、代々栄えるよう願う「橙 (だいだい)」、「エビ」や「扇」などの縁起物をつける。沖縄では、「米俵」「炭」「シーサー」「鏡餅」「水引」を付けたものもあった。 しめ縄の役割は神様の領域と現世を隔てる結界となり、その中に不浄なものが入らないようにするためのものである。なお、沖縄の家では、一番大切な神様である「ヒヌカン」に正月飾りをするので、玄関にしめ縄をする家が少ないのかもしれない。「ヒヌカン」については ⇒ コチラから

では、以下、沖縄のしめ縄(しめ飾り)の一部をご紹介する。あなたのお住いの地域と比較するのも おもしろいのでは…。



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◎このサイトの沖縄の正月関連は、
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