「ファミチキ」は沖縄発祥だった


フラチキ

フラチキのCMに登場しているタレントの護得久榮昇(ごえくえいしょう)さん(左)




ファミリーマートのヒット商品である「ファミチキ」、実は沖縄が発祥だったことは沖縄県人でも知らない人が多い。

考案したのは沖縄ファミマの仲村渠忠さん。苗字の「仲村渠」は、「なかんだかり」と読む。本土の人でこれを読める方は、相当の沖縄通か、知り合いにこの名前の方がいる人だろう。ルーツはHP「名字由来net」によれば、琉球王国時代の地名で、この姓の人は全国で3,000人、内、沖縄に2,900人おられるそうだ。昭和47年、沖縄の本土復帰の年に、沖縄から10数人の新卒者が私の会社に入社してきた。その中の一人にこの名前の方がいた。本人は「読みにくいと思いますので、”なかむら”と呼んでください」と言っていたが、人の名前を省略しては失礼なので、皆、略さずに「なかんだかりさん」と呼んでいた。本土では極めて珍しい名前なので、一度聞いたら忘れない。

話しが逸れたが、その仲村渠さんの談「平成12年10月に沖縄で発売した骨付きフライドチキンが先駆けで、全国の店舗ではどこも販売していませんでした。沖縄ファミマは昭和62年に設立されましたが、売り上げが伸び悩んだ時期がありました。そこで、ポーク玉子おむすびやタコス巻きなど、沖縄ならではのオリジナル商品を店頭にならべるようになり、フライドチキンもその一環として発売されました」

発売当初は宣伝もしなかったが、口コミでじわじわ売り上げが拡大。やがて、東京のファミマ本社が「なぜ、こんなに売れているんだ」と注目され、平成13年には全国で発売されるに至ったのだそうだ。その後、骨なしチキンも開発され、現在では、骨なしチキンは「ファミチキ」。骨ありチキンは「フラチキ」と区別されている。沖縄では骨付きの「フラチキ」の方が人気があるのだそうだ。私、個人的には「ファミチキ」の方が好きなんだけど…。(^-^) 上の写真はファミマ提供。

You tubeにあったファミマのフラチキ応援ソングをお聞きになりたい方は ⇒ コチラから
ファミマのCMに出演している護得久栄昇さんについて知りたい方は ⇒ コチラから


ナビゲーションはトップページにあります。⇒ TOPページへ

背景の「首里織」は、首里王府の城下町として栄えた首里において王府の貴族、士族用に作られていたもので、悠々として麗美な織物が織り継がれ、現在に至っています。この作品は、米須幸代さんの「グーシー花織」です。