「チンダミするよぉ〜」


愛さ栄昇節

左の写真の人物をご存じだろうか? この方は、最近、沖縄発のテレビ、ラジオの情報番組やCMに頻繁に登場している、護得久栄昇(ごえく えいしょう)という沖縄のタレントさんである。最初にテレビで見たときは、珍獣ハンターのイモトアヤコさんみたいに眉を太く書き、ほうれい線を強調した変なおっさんだと思ったが、あまりに頻繁にテレビに出るので調べてみた。まだ全国的に有名ではないので、移住の下見に来て、テレビで この人を見てビックリしないように。

護得久さんは、ご本人のプロフィールによれば、本職は民謡歌手だが、結成17年のお笑いコンビ「ハムサム」で沖縄を中心として活躍している芸人さんである。ネットで検索するとレギュラー番組は、「KYデンジャラス produce 護得久栄昇アワー(RBCiラジオ)」、「護得久栄昇のあんたの人生チンダミしようね(FM沖縄)」、「Mr.KINJO-TV(OTV沖縄テレビ)」、「しまくとぅばであそぼ(TV)」とあり、CMは、「やよい軒(ラジオCM)」、「ステーションCM(TVCM)」、「上間菓子店スッパイマン(TVCM) 」、「ラミネックスセン

ター(ラジオCM)」、「メガネ21(TVCM)」、「久米仙古酒ゴールド、ポスターキャラクター」とこれまた、たくさん登場している。これだけ出ていれば、よく見るはずだ(写真は、護得久さんのファーストシングルから)。

そして、護得久さんは、このぺージのタイトル「チンダミするよぉ〜(チンダミしようね)」と「チャメー」の決まり文句でブレイク中なのである。もともと「チンダミ」とは沖縄の言葉で、三線や箏(こと)などの楽器の調弦をすることなのだが、護得久さんがいうところの「チンダミ」は、意味が不明である。どうも頭のピントがずれている人に、「チンダミするよぉ〜」と言って調整してあげるという意味のような…、そうでなければ、「反省させるよぉ〜」というニュアンスのような…。

「チャメー」も、ラジオやテレビに出演したときの決めゼリフである。沖縄には「アッチャメー」という下の動画のような「三線の音に合わせて踊る即興の踊り」があるので、この「アッチャメー」を「チャメー」と省略しているようだが、沖縄の方は「護得久さんは、歌も踊りもないのに、いきなりチャメーと言うので、意味は よく分からないところが面白いのかも」と言う。平成28年は、全国的にピコ太郎の時代だったが、平成30年は、ひょっとして、この人の時代になって全国でブレイクするかも…。

なお、護得久さんは、昭和27年1月1日生まれだそうなので、今年、66才 68才(令和2年現在)になった。
では、護得久栄昇さんの歌をお聞きになりたい方は、この下の画像をクリックして、お聞きを。


こちらが、記念すべきファーストシングルの「愛さ栄昇節」である(You tubeより)。
沖縄口(うちなーぐち)を結構使っているので、本土の方は歌の部分は意味が分からないと思う。もちろん、私も分からない。

NEW 《追記》
「チンダミするよ」の護得久栄昇さんが新曲「コロナチンダミ節」を発表した。目的は新型コロナウィルスを退治するため。歌詞の中で、手洗いの指導、消毒、換気の大切さを呼び掛けている。
護得久さんは、「みんな疲れている。そんな時は楽しいことを想像しなさい。楽しいことが分からない人は、私のCDを買いなさい」そして「コロナをチンダミして、またみんなで笑おう」と歌ったのだが、こここでいう「チンダミ」は「やっつける」という意味だと新聞で発表した。なお、本土の方で護得久さんを初めて見る方は、顔がアップしたとき、気持ちが悪くならないように。

新曲の映像をご覧になりたい方は、⇒ コチラから

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背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。