沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
新聞の見出しで「はいむるぶし」の文字を見た。ゴーヤーの種類だったか、離島のホテルの名前にもあったような気がするが、何だったか思い出せない。最近は、年齢のせいか、こういうことがよくある。「かつをぶし」の親戚? ではなかったと思うが…。!(^^)!
答えは「南十字星」のことだった。沖縄の方言で、「南群星」(はい・むる・ぶし)から。Wikipediaによれば、「南群星」とは、南十字星を中心とした南に群れている星を意味する。南の方にある星座のため北半球では見えない場所が多いが、日本では、沖縄と小笠原諸島などで観ることが可能であり、特に宮古諸島、八重山諸島からはよく見える。中でも国内最南端の有人島である波照間島へは南十字星ツアーが組まれるほどである。この地域で観ることができる時期は12月下旬から6月中旬までの約半年だそうだ。大航海時代には、正確な南の方角の目印にした。
なお、ホテルの「はいむるぶし」は、三井不動産リゾート鰍ェ経営する小浜島にあるリゾートホテル。私は泊まったことがないが、じゃらんの評価ではハイクラスホテルで、口コミは4.6という高評価である。
南十字星(HP「ぐぁむ部.com」より) | 小浜島のリゾートホテル「はいむるぶし」(ホテルのHPより) |
また、ゴーヤーの種類は「群星(むるぶし)」という品種で、私は本土にいるとき、発売されたばかりの新品種の種を農家の方から入手し、平成3〜4年ごろから沖縄に来るまでの20年近く、自宅の菜園と貸農園で作っていた。毎年、収穫した実から種を採取していたので、品種は忘れていた。
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また、ちなみに沖縄言葉では「北極星」のことは「子ぬ方星(にぬふぁぶし)」と言う。沖縄の有名な民謡 「てぃんさぐぬ花」の三番の歌詞にも出てくる。「てぃんさぐ」とは鳳仙花のこと。
(三番)♪ 夜(ゆる)走(は)らす舟(ふに)や
子ぬ方星(にぬふぁぶし)見当(みあ)てぃ
我(わ)ん生(な)ちぇる親(うや)や
我(わ)んどぅ見当(みあ)てぃ ♪
(意味)夜に航行する船は、
子ぬ方星(北極星)を目標にするように、
私を生んでくれた親は、
私の健やかな成長を見ながら生きている。
歌詞と意味は、夏川りみ歌情報から。沖縄の観光バスに乗ると、たいていガイドさんが歌ってくれる。とても、美しい旋律の曲である。お聞きになりたい方は ⇒ コチラから。
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背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。