沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
今年、第100回大会を迎えた甲子園の夏の高校野球大会。沖縄代表の興南高校は、残念ながら2回戦で散ってしまったが、応援は
ひときわ目を引いた。いや、耳を引いたのは、応援団の奏でた「ダイナミック琉球」だった。興南高校は地元だけに迫力があった。
実は、昨年の夏頃から、「ダイナミック琉球」という楽曲が巷で話題になっていた。夏の高校野球において、仙台育英高校が応援歌として使ったことがきっかけだという。この応援歌の様子はSNSなどでも話題になり、新聞やテレビでも紹介されて一般にも一気に認知された。そして、この春の甲子園でも他校が取り入れており、応援歌の定番として定着しつつあるのだ。
今年の夏の甲子園の出場高校で、この曲を使った応援で特に目を引いたのは、南福岡代表の沖学園(名前は沖学園でも沖縄代表ではない)である。野球部員の川添公也君が、観客席でアカペラでイントロを歌い、引き続いて全員で合唱するパターンに、周囲の観客たちも思わず注目し、カメラやスマホを向けたという。その画像は後ほど。
歌い出しは、こういった歌詞になっている。
=海よ 祈りの海よ 波の声響く空よ
大地踏み鳴らし叩く 島の太鼓(てーく)ぬ響き=
沖縄の大自然や歴史に畏敬の念を込め、壮大なスケールを表現した歌詞は、沖縄を意識した少し民族的なメロディと相まって文字通りダイナミックな音楽に仕上がっている。応援のテンションを上げるには最適な音楽であることは確かだ。
底の凛とした声質と張りのある声量によるカバーも見事で、聴く者のテンションを上げてくれる。「ダイナミック琉球」は歌い込むには非常に難しいが、だからこそ決まるとかっこいいし、非常に目立ち、そして気持ちを高揚させてくれる。この広がりはまだまだ続くだろうし、今後は創作エイサーや高校野球だけでなく、様々なシーンで耳にすることになりそうだ(Real Sound より)。
では、沖学園の川添公也(ひろや)君のソロから始まる「ダイナミック琉球」は、⇒ コチラから。
ナビゲーションはトップページにあります。⇒ TOPページへ
背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。