「ちゃーすが」と「ちゃーならん」


島言葉の中には、聞けば何となく意味が推測できるものもあるが、全く意味が分からない言葉も多い。先日、図書館に行ったら「りっかりっか図書館オープニングイベント」をやっていた。「りっかりっか」がどんな意味なのか分からない。那覇市の国際通り近くに「りっかりっかの湯」という温泉があることは思い出したが、意味は何だったかなぁ。「りっかりっか」だから「ピカピカ」という意味かと推測したが全く違っていた。「りっかりっか」とは、「さあ行こう」という意味だと図書館のスタッフが教えてくれた。「Let' go」というニュアンスで、沖縄では、よく使う言葉だそうだ。その日の図書館は、「さあ図書館へ行こう」というイベントをやっていたのだった。さて、今回ご紹介する「ちゃーすが」と「ちゃーならん」は、どちらも沖縄県人(ウチナーンチュ)が口癖のように、普通に口にする沖縄の言葉である。

初めは、意味が全く分からなかったが、やっと最近になって使い方のニュアンスが分かってきた。「ちゃーすが」とか「ちゃすがやー」が「どうしたらいいのか」とか「困ったなぁ、どうしよう」というときに使う。文例は、「卒業試験に落ちゃった。ちゃーすが」たとえが悪いけれど、こういう時に使うらしい。沖縄出身の衆議院議員だった故上原康助氏の口癖は「ちゃーすが沖縄」だったとか。いつも沖縄のことを考えていた人だけに、ずい分、苦悩されていたようだ。

「ちゃーならん」は、「どうしようもない」である。「ちゃーならんど〜」という人もいる。沖縄出身のビギンの「オジー自慢のオリオンビール」というCMソングがある。その歌詞の中に、「♪ 不景気続きでちゃーならん 内地で仕事を探そかね♪」というフレーズがあるが、「不景気続きで、どうしようもないよ」と歌っているのだ。
私の所属するスポーツのサークルで、プレイ中にミスをするたびに「ちゃーならん」と言うのが、口癖になっている人もいる。

A「オスプレイが、何時、落ちてくるのか分らないさー、ちゃーすが」
B「ちゃーならん」
こんな使い方でいいのかなぁ?。


オスプレイ

写真は「追跡在日米軍」さんのHPよりお借りしました。

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背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。