沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
高齢者のアパート探しは超難関である。不動産業界には、高齢者には部屋を貸さないという前提があるからだ。家賃の滞納、孤独死、残置物の処理、ゴミ屋敷化などを恐れるあまり、高齢者には貸したがらないのである。
不動産業者は言う。「入居者が不幸にして遺体で発見された場合、家主や管理会社は保証人や親族を探して連絡したり、残置物の処分を依頼するなどと、本来の業務ではない煩雑な作業が発生する。また、部屋で死亡した場合は、残った汚れや臭いを消す作業にも手間を強いられる」だから、いくら裕福な高齢者であっても、年齢だけを見て判断され、断られるのだ。
ある不動産会社は、65歳以上を『貸さない対象』にしているというが、中には50歳代から貸さない会社もあるそうだ(不動産会社の営業マンより)。
私が70才代になったとき、今住んでいる周辺が土地区画整理事業が始まり、騒音が激しくなったので転居を考えていたところ、立地が良く、5階建ての角部屋でEVもあり、1階が駐車場の3LDKの建築中のアパートを見つけた。間取りも看板で見たが、とても気に入ったので、建築中で内覧できないが申し込みしようとした。普通は、入居は申し込み順なので、この建築中のアパートの前から不動産会社に電話した。まだ、申し込みはないそうなので、希望の部屋を仮予約したいと言うと、氏名、電話番号、年齢、入居者の人数などを聞かれたので、これに答えると、急に思い出したように、「審査させていただきますので…」と付け加えた。前に知り合った不動産会社の営業マンに、「不動産会社が審査をする」と言い始めたら貸してもらえないこともあるという。「審査する」は、特に高齢者などに貸したくないときの常套手段だからだ。
案の定、こちらの連絡先の電話番号は伝えてあったが、その後、この会社からは、何の連絡もなかった。数ヶ月後、このアパートの前を通ったら、すでに完成し、入居していた。どこの不動産会社か、皆さんにお知らせしたいところだが、営業妨害と商道徳には反するので控えることにする。
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