沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
沖縄料理に「花イカ」がある。ご存じの方は、相当の沖縄通。
何となく聞いたことがあるという人もおありかと思うが、私がイメージしたのは八宝菜などに入っている、網目状に包丁が入ったイカなのだが、少し違っていた。
沖縄で「花イカ」というと、上の写真のようなもののことを指すそうだ。
それは、切り込み細工を施した甲いか(クブシミ)料理。さまざまな形に切り込みを入れて茹でて、表面を赤く染めるというもの。赤と白のコントラストが美しく、祝料理に最適。東道盆(注)の一品として、また、お重詰め料理によく用いられる。 切り込み方に決りはなく、工夫をこらした独創的なものが喜ばれるそうだ。スーパーや食料品店で探したが見つからなかったので、写真は、deeokinawaさんより
お借りした。
戦前、花イカは三月節句の重詰料理には欠かせないもので、祝い用の盛肴の中にあたっては、はなやかな彩りを添えていた。
お祝いともなると、親戚縁者の女たちが集まり、花イカ作りに技を競ったりしたものだが、時代が変って、花イカ作りの光景も見られなくなったとか。
(注) 東道盆(「とぅんだーぼん(ぶん)」と読む)…「東道」には、主人となって客の世話をする、という意味がある。
これが転じて琉球では、大事なお客様をもてなす食事に使われる器を「東道盆」と呼ぶようになった。
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