沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
上の写真は、家庭で作るアガラサーの素
沖縄の大手スーパーの販売員も知らなかったお菓子、それがアガラサー。
アガラサーでネット検索をしていたら、こんな書き込みがあった。ある人が、沖縄の地元大手スーパーにアガラサーを問い合わせた。すると、アガラサーをご存じなかったので、本土系のスーパーに聞いたら、店員さんはよくご存じで、その店にも置いてあったという。アガラサーは、ウチナンチュー(沖縄県人)でも知らない人がいるくらい、珍しいお菓子だった。もちろん、私も初めて名前を聞いたので、ご紹介しょう。
実は、アガラサーは、沖縄の黒糖蒸しパンのことだった。
ふんわり、モチモチとした食感で、黒糖の甘さひろがる素朴なスイーツパンである。 アガラサーの言葉の意味は「蒸す」「蒸しカステラ」という意味があった。 県内で売っている店は、ネットで検索したら、那覇市のわしたショップ国際通り店、浦添市牧港のマルキヨ製菓、沖縄市登川の具志堅商店、八重瀬町のアグリハウス内の伊礼商店などがあった。
「首里・那覇方言音声データベース」で、アガラサーの意味を調べてみると、
アガラサー /名詞
菓子の名。黒砂糖を入れた蒸しカステラ。膨らし粉が入っており、大きさや形は現在のカステラとほぼ同じ。家庭でも作る。店で売られているものにはジーカシティラー ともいった、とある。
また、蒸し器を使ってつくるスイーツのことも、アガラサーというそうだ。
「甘粕」がアガラサーになったという説もあり、沖縄の郷土スイーツの一つ。
アガラサーも昔は白い砂糖を使って作っていたそうである。
アガラサーは、沖縄の「法事料理」として、昔から作られているスイーツパンだが、今は黒糖だけでなく、タンカンというミカンをミックスした「タンカンアガラサー」や、シークァーサーのアガラサーなど、バリエーションに飛んだアガラサーも、販売されている(上の写真は、沖縄製粉さんからお借りした)。
以上は、自分で作る「アガラサー」だが、冷凍食品でも販売している。(株)GAT'S(沖縄市登川)が、家庭で手軽に食べられるように開発したもので、2019年から販売を開始した。
また、よく似たお菓子にサーターアンダギーがある。サーターアンダギーは、サーター(砂糖)アンダ(油)アギー(揚げ)で、直訳すると「砂糖を油で揚げたもの」とか「砂糖の天ぷら」という意味。 原料は、小麦粉、鶏卵、砂糖(白糖or黒糖)。最近は、かぼちゃ、紅芋、ココアなどを使うこともある。
上の写真は、沖縄の土産売り場で見かけることの多いサーターアンダギー
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