「おたべ」が沖縄にやってくる


おたべ人形 おたべ那覇空港店
つぶあん入り生八つ橋を一躍有名にした「おたべ人形」 「おたべ那覇空港店」イメージ図


「おたべ」といえば、京都を代表する銘菓である。その「おたべ」が、何故か沖縄に進出するという。 生八つ橋の「おたべ」やバウムクーヘンの「京ばぁむ」などを製造販売している株十(びじゅう)は、那覇空港の連結ターミナル内に沖縄初出店となる店舗「おたべ・辻利那覇空港店」を開設することを明らかにした。

場所は、那覇空港連結ターミナル内で、3月18日にオープンする。「おたべ」のほか、京都宇治の老舗茶舗「辻利」の抹茶やほうじ茶などを使った菓子類も販売するそうで、沖縄を訪れる外国人観光客から日本の土産品を求める意見が多く、需要に応じるため那覇空港への出店を決めたという。3月20日には京都から芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)を招いてイベントを行うと発表した。「おたべ・辻利那覇空港店」では、「おたべ」や「辻利」ブランドのラスク、ソフトクリームなど人気商品10アイテムを取り揃え、初年度の売り上げは1億円を目指すとしている。

また、同社は沖縄出店をきっかけに、製造工場も新設する。うるま市の工業団地に用地を取得しており、7月に着工する予定。県内に製造拠点を置くことで鮮度の良い商品の提供や、アジアも展開も進めるという(以上、琉球新報、沖縄タイムスを参考に作成)。 

プレスリリースによると、同社の社長は「沖縄は成長市場だと感じている。今後は沖縄県産品も製品に活用しながら、アジアに向けて展開したい」と意気込みを語った。同社は沖縄に来た外国人も対象にしているようだが、「おたべ」は、京都の土産としては有名だが、日本を代表する銘菓とまではいえないような気がする。沖縄旅行に来た人が、わざわざ京都の土産を買うかなぁ? 。私も石垣島を旅行したとき、空港で「ロイズ」のチョコレートを売っているショップを見たが、石垣島を旅行してどうして北海道のチョコなのかとスルーした。

この会社は、昔は鰍ウか井屋だったが、私が京都にいた頃、社名を鰍ィたべと変更した。それで大ヒットした。それが4年前、突然、株十(びじゅう)に変更した。それまで、八つ橋の業界では後発だったのが、「おたべ」というネーミングのおかげで有名になったのに、どうして40年も経ってから社名変更をしたのか、これが、よく分からない。

上の写真は、同社のHPとプレスリリースより。


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背景の「首里織」は、首里王府の城下町として栄えた首里において王府の貴族、士族用に作られていたもので、悠々として麗美な織物が織り継がれ、現在に至っています。この作品は、米須幸代さんの「グーシー花織」です。