沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
日本一大きな蝶をご存じだろうか。その蝶は、オオゴマダラという名で、国内では鹿児島県の喜界島以南にしか生息していない。成虫は白と黒のまだら模様で、サナギが黄金色に輝く特徴でも知られている。沖縄県では、県の蝶を制定しようと、蝶の愛好家らが2017年に実施した「はーべーる総選挙」で人気だったオオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、フタオチョウ、コノハチョウ、ツマベニチョウの5種類から推薦する蝶を検討していた。総選挙では1位がオオゴマダラで1万3,151票となり、私が推したリュウキュウアサギマダラは2位の7,155票だった。オオゴマダラは本島のほか宮古島や石垣島、西表島など県内全域に分布している(上の写真は、油布島にて撮影)。
そして、2019年10月23日、沖縄県を象徴する「県蝶」を決める「沖縄県の蝶」選定検討委員会が県庁で開かれ、オオゴマダラを最終候補種に決めた。11月中にパブリックコメント(意見公募)を実施し、県知事の決裁などを経た上で2020年4月1日、正式に沖縄県の県蝶に制定された。県蝶の制定は、埼玉県に次いで2例目となる。 埼玉県の県蝶はミドリシジミだそうだ。
県によると、候補種の選定は、
(1)豊かな自然環境の象徴
(2)親しみやすさや知名度
(3)教育的な活用度
(4)学術的・生物学的視点(希少性や独自性)
の四つの観点から進めた。県の担当者は、オオゴマダラが出席委員の満場一致で決まったとコメントした。
下の写真:左は総選挙で2位となったアサギマダラ(蝶の図鑑より)、右は同3位のフタオチョウ(名護大百科事典より)。
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背景の「首里織」は、首里王府の城下町として栄えた首里において王府の貴族、士族用に作られていたもので、悠々として麗美な織物が織り継がれ、現在に至っています。この作品は、米須幸代さんの「グーシー花織」です。