沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
中城城に行ったことがある人は、城跡の隣に廃墟のような建物があるのをご記憶にあるだろう。知る人ぞ知る、沖縄の有名心霊スポットの一つである。
この廃墟は、通称「中城高原ホテル」と呼ばれている。当初、昭和50(1975)年に開業の予定であったが、建設をしていた企業が倒産したことに加え、沖縄本土復帰に伴い、アクセス道路が文化財保護区域に指定されたことから、建設途中のまま工事が中断し44年も放置されたまま廃墟と化していた。 中城城跡からはロープで区切られているだけなので、簡単に中に入ることができる。
ネット情報では、「敷地内にあるプールの排水口に線香と塩をお供えすると、そのプールで溺死した子供の泣き声が聞こえる」とか「首のないスーツを着た男に追いかけられる」といった話も紹介されており、また、内部の壁はおびただしい数の落書きだらけで、ホテル内を散策していると中国風の音楽が聞こえてくるので、チャイナタウンと呼ばれている場所があるそうだ。その音楽も訪れた人のうち、一部の霊感が強い人にしか聞こえないのだとか。 撤去が進まない40数年の間に全国的にも知られた廃虚スポットとなり、愛好家によるサバイバルゲームが行われたり、撮影ロケに使われたこともあったそうだ。他にも、スリルを求めて立ち入った人を襲うべく暗闇に隠れている外国人もいるとか・・・ 。(゚ロ゚;ノ)コワイヨォ
その廃墟ホテルを、県土木建築部は解体手続きを進めているというニュースが新聞に掲載された。県は平成31年3月末までに解体業者を決定し、同年度中の撤去を予定しており、撤去後は、周辺の中城城跡や遺跡を生かした歴史体験の場として整備していくそうだ。
なお、中城城は正確な読みは「なかぐすくぐすく」なのだが、世界遺産に指定されて以降、読みにくいからか、村のHPやパンフレットなどには「なかくすくじょう」と紹介されるようになった。
ナビゲーションはトップページにあります。⇒ TOPページへ
背景の「首里織」は、首里王府の城下町として栄えた首里において王府の貴族、士族用に作られていたもので、悠々として麗美な織物が織り継がれ、現在に至っています。この作品は、米須幸代さんの「グーシー花織」です。