新那覇バスターミナルが完成


新那覇バスターミナル

写真はCGによる完成予想図(旭橋都市再開発樺供)


那覇市のゆいレール旭橋駅前に平成27年(2015)から建設が進められていた沖縄県最大のバスターミナル「新那覇バスターミナル」が完成し、平成30年(2018)10月1日から運用を始める。以前のバスターミナルは、アナログ方式の田舎の停車場という雰囲気だったが、こんどは多言語に対応した行き先案内板や路線、時間、料金を検索できるデジタル方式の機器が導入され、イメージを一新し県都にふさわしいバスターミナルに生まれ変わった。また、以前は旭橋駅とターミナルは直結ではなかったので雨が降ると濡れたが、屋根ができたので濡れなくて済むのが一番うれしい。

この地はかっては海であり、現在も残る「仲島の大石(なかしまのうふいし)」は、明治末から大正時代に埋め立てられるまで海の中にあった。そして軽便鉄道の那覇駅が建設され繁華街となったが、昭和19年の空襲で駅舎や鉄道関連施設は破壊されてしまった。その後、昭和34年(1959)に旧那覇バスターミナルができ、そして平成15年(2003)には、ゆいレール旭橋駅が設置された。

開業する新しい建物は地上11階、地下1階で、1階に59路線のバス乗り場と待合室、地下はバス駐車場となる。2〜3階は商業施設の「那覇オーパ(平成25年まで国際通りにあったファッションビルが移転再興される)」、3〜6階は「那覇県立図書館(12月開館予定)」、7〜11階には事務所が順次、入居する。また、4〜8階、および屋上の駐車場には約350台が収容できる。

また、将来構想として、那覇〜名護を結ぶ沖縄本島縦貫鉄道が完成すると、この建物の地下が那覇駅となることも検討されている。

新那覇バスターミナルの場所は⇒コチラから。アクセスは、ゆいレールの旭橋駅で下車するとすぐ目の前。空港が始発の路線以外の那覇市内線、郊外線の始発となるほか、多くの路線がここを経由する。



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背景の「首里織」は、首里王府の城下町として栄えた首里において王府の貴族、士族用に作られていたもので、悠々として麗美な織物が織り継がれ、現在に至っています。この作品は、米須幸代さんの「グーシー花織」です。