「よい子のあゆみ」って何ですか?


よい子のあゆみ

「よい子のあゆみ」をご存知だろうか。さて何か? ヒントは小学校の終業式といえば…。

沖縄の小学校では、通知表のことを「よい子のあゆみ」と呼ぶ。私が小学生の頃は、もう記憶にないが通信簿or通知表だったような気がするが…。

調べてみたら、文科省も教育委員会も法的な規制をしていないため、学校は通知表を発行する必要はないそうだ。発行するにしても、あくまで通知表は学校と家庭の非公式な文書なので、各学校で自由に名前をつけていいことになっているとか。そのため、地方によって呼び名はバラバラなのだ。なかには長野県伊那市の市立伊那小学校のように通知表のない学校もあるそうだ。名称はネットで調べただけでも次のとおりで、さまざまである。ただし、同じ県でも学校によってマチマチなので、必ず同じ県内でも一緒ではない。

私の調べた限りでは、以下のとおりである。
・「あゆみ」は、東京都、佐賀県、神奈川県、大分県…。
・兵庫県は「あゆみ」のほか、「のびる姿」「のびる力」もある。
・愛知県は「あゆみ」のほか、「かがやき」という学校もあった。
・愛媛県は「あゆみ」と「はげみ」。
・栃木県は「学びのすがた」。
・滋賀県は「のびる子」などなど。
このほか、「学びのたより」「わかたけ」「けやき」「のびゆくすがた」「あすなろ」という学校もあった。

「よい子のあゆみ」は、沖縄県以外では北海道と奄美大島で使っている。小学生の子供さんを連れて沖縄に移住される方は覚えておこう(我が家には小学校へ通っている子がいないので、上の写真はtidaネットさんからお借りした)。


ナビゲーションはトップページにあります。⇒ TOPページへ

背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。