警察に強盗押し入る


えー、ばかばかしいお話を一席。

北海道では雪が降っているというのに、沖縄は相変わらず暑い日が続いておりましてな。那覇市の真夏日の日数が、今年(平成29年)は132日もありまして、1年の三分の一は30℃以上という、大変な記録を更新したところでございます(今までの最高は96日/年でした)。

そんな沖縄でも11月に入りまして、ようやく朝晩は涼しくなりましたが、季節の変わり目というのは、おかしな事件が発生するものでございます。何と警察に強盗が入りました。交番ではございません。れっきとした警察署でございます。

捕まったのは、うるま市石川に住む自称運転代行員の34歳の男でございます。11月3日の金曜日、午後5時頃、男は石川警察署の正面玄関から署内に入り、地域課のカウンターにいた男性警察官に対して、カバンの中から出刃包丁2本を取り出し「金庫にある金を出せ」と、こう言ったのでございます。

しかし、当然のことながら、その場で取り押さえられ、即御用となったことはいうまでもありません。警察官や容疑者にはケガはなかったそうでございます。おそらく罪名は、強盗未遂と銃刀法違反でございましょうなぁ。犯人といいたいところですが、今のところは容疑者といわなければならないそうでございますが、容疑者は酒を飲んでいたわけではありませんでして、シラフだったそうです。考えてみれば、柔剣道の有段者、特に沖縄では空手の使い手という警察官が大勢いる警察署に押し入って強盗をしようとしても、すぐ捕まることは当然で、この容疑者、何がしたかったのでございましょうねェ〜。大胆というか、抜けているというか…。

おそらく本土では新聞記事にもならないようなニュースでございますので、笑い話としてご紹介申し上げました。
では、オアトがよろしいようで…。(^-^)

この話をWeb up前に本土の友人に知らせたら、越冬のためじゃないかというネット情報と、建物が立派なので銀行と間違えた?という新説も返信してくれました。そういわれれば、銀行や郵便局などの金融機関は、入ったら すぐカウンターがありますねぇ。 汗


石川警察署全景 石川警察署の玄関
石川警察署(県警のHPより) 銀行より立派な石川警察署の玄関(宮前自治会のHPより)


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背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。